セリフネイラーさんにオススメ☆ 手描き打ち上げ花火ネイル!



今回は、浴衣の季節にぴったり!簡単にすぐに描ける夏ネイルをご紹介します。

アートは初めてという人も、グラデーションと可愛いモチーフを楽しんでいただきたいと思います。



グラデーションで夜空をイメージ☆ グラデーションの作り方



ベースには、ラメ入りパープル、濃いめのブルー、パープルピンクの3色を使います。今回は透け感のあるグラデーションベースを作るため、シアー系の(透け感のある)ジェルを使用します。





① ベースにクリアジェルを全体に塗布して硬化します。

② シアー系のラメ入りパープルのジェルを全体に塗布して硬化します。
このあとに濃い色を重ねていくため、この工程は省いても構いませんが、ひと手間かけることで透け感やラメ感が奥行を作り、きれいに仕上がります。

③ 濃いめのブルーのジェルを塗っていきます。
爪先から2/3程の部分に斜めに丸く入れたら、ジェルを拭き取った筆を使って境目をぽんぽんと叩いてぼかしたあと、硬化させます。

②~③までで1セット。
これを繰り返し、色を塗り重ねていきます。





繰り返すことで、色に深み、濃さが加わりますので、好みで調節してみてください。
今回は3セット繰り返しています。

グラデーションを作るには他にも、ジェルを塗る範囲を少しずつ手前へずらしてグラデーションを強めたり、クリアを混ぜてグラデーションにしたりする方法もあります。ですが、今回のように境目を筆で叩くだけでも、きれいにグラデーションにすることができます。





④ 次に、パープルピンクを加えていきます。クリアに残しておいた部分からブルーをぼかした部分に被るくらいの範囲にパープルピンクのジェルを塗って、同じように境目部分を叩いて硬化します。
こちらも、これが1セット。発色のお好みで、セット回数を調節します。ここでは2セットにしてみました。

今回はパープル系のカラーをセレクトしましたがオレンジなどを選んでも素敵です。
透け感のあるグラデーションを作ることで、夕暮れのイメージのベースになります。

花火のモチーフはマットなベースでも映えますから、黒やブルーなど自由な色でアートを楽しいんでも良いですね。


夏の夜空に咲く大輪の華! 花火アートの描き方



いよいよ花火を描いていきます。
硬めのカラージェルでもアートは描けますが、今回はアクリル絵具を使用します。





カラーは光のイメージからゴールド、赤、白、黄、オレンジを選びました。今回はアクリル絵具ですが、ジェルでもこのような色を参考にしてみてくださいね。

絵具をのせる前に、クリアジェルの塗布、硬化&ふき取りしておきましょう。絵具の定着をよくして、きれいに描くことができます。(ジェルで描く場合は、この工程は必要ありません。)





① まず、黄色の絵具を筆に取り、小さな涙型をひとつ描きます。細くなった先が花火の円の中心を指しているイメージです。
さらに間を開けて両側に描き、あとは等間隔に、丸をイメージして順に描きます。

② 次に、オレンジの絵具を使って、同じように涙型を描いていきます。黄色の「涙」と「涙」の間に、先を差し込むようにして描きます。

③ その次は赤色の涙型。オレンジの間、黄色のちょうど後ろ辺りに、赤色で少し長めに「涙」を描き入れていきます。
ここまでで、「涙」で描く円が3層できましたね。

④ 白色を取って、3層目の赤い「涙」の間(2層目オレンジの「涙」の後ろ辺り)にドットを入れます。





⑤ ずいぶん花火らしくなってきましたね。
動きを出したいので、ゴールドのラインを円の中心から放射状にかすれるように入れていきましょう。
「涙」に被ってもよいので、力を抜いて描いていきます。赤のラインを超えるように描くと、広がりが出ます。

⑥ アクリル絵具は水分がすぐ抜けるので、そのままベース系クリアジェルを塗布してアクリル絵具を定着させます。

⑦ 仕上げにクリアジェルを付けた筆でゴールドのラメを取って、花火の中心と一番外側の周りに散らします。

⑧ 硬化後、トップジェルで仕上げて完成です。

もちろんお好みでシルバーラメや、ストーンで華やかに仕上げてもよいですね。
ベースのグラデーションの色を変えたり、べた塗りにしたり、花火の配色を変えたりも!
ひとつひとつの「涙」にカーブを付ければ、パラパラと落ちている花火も表現できます。ぜひ自由なアレンジを楽しんでくださいね。

ネイルアーティスト/松本壽美代(Re-cue)







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この記事を書いた人

  • ネイルアーティスト

    松本 壽美代

    美しい手描きアートを、ネイルを愛する多くの人と結びつけたアーティスト

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