美容という仕事に働き甲斐を感じて感謝できるスタッフ育成する
人は愛するため、愛されるために生きているといっても過言ではありません。それほど「愛」は大切な意味を持つ言葉です。愛には他者愛と自己愛があります。他者愛とは自分以外の人や物を愛すること。自己愛とは自分が自分を愛してあげること。この自己愛を持つことが、とても大切です。ある統計で、現在の小中高生の半分が『自分嫌い』であると発表されていました。その自分嫌いの原因は、何なのでしょうか?理想と現実のギャップにあるのでしょうか?こうありたいと望むことは大事なことですが、そうなっていないことを悲観するのは全く良くないことです。幸福は絶対的ですが、不幸は相対的です。自分が不幸と感じる時は、必ず誰かと比べている時です。誰かとは①他人と比べているか②仮想である理想の自分と比べているかです。この2人と自分を比べると、100%勝てません。なぜなら自分が負ける相手しか思い描かないからです。その心理は、今の自分に感謝できてないからでしょうね。感謝とは、当たり前の基準をどこに置くか?ですが、不幸な人は、当たり前の基準を高く設定してるだけなんです。その基準を下げていくと、必ず感謝できますし、ずっと幸福でいられるのです。つまり、幸福感とは自分と誰かを比べないことがポイントになります。
オンリーワンのヘアデザイン「自分に自信」人と比べず自分を作る
今自分にないことをマイナスに思い悩むより、今自分にあるものに気づき感謝してほしい。そして楽しい、うれしい、幸せと思って生きてほしい。満たされない現実に「足りていない」と思いながら求め続けても、欲には制限がないから、いつまでたっても満たされない。しかし「自分は満たされている」と思えた瞬間に満たされる。幸せとは心の持ちようで決まります。『愛』という漢字を分解すると、『心』と『受』になります。『心を受ける』つまり受け入れること、認めること、感謝することが愛なのです。まずは人と比べない自分を作ることが大切です。そのために、しっかりとした自己愛を育てて欲しいです。自分という存在はこの世にたったひとつしかない、かけがえのない存在です。本来、人は自分のことが一番大好きなはずです。そんな大好きな自分を、まずは自分で認め、ほめてあげましょう。もし自分が自分を認められないなら、それは今まで歩んできた自分の過去に原因があるはずです。まずは自分の過去を許してあげましょう。自分を本当に許せるのはこの世の中で自分しかいません。自分の過去を認めることから始めましょう。そして過去を認め自分を認められたら、自分に「自信」が生まれます。
自分を認め美容師として自分にしかできないパーソナルな接客を
「自信」とは自分が自分であるだけで、何も持っていなくても自分を認められるということです。自分がかっこいいとか、かわいいとか、頭がいいとか、お金を持っているとか、地位があるとか・・・。何かを得てるからではなく、たとえ何も持ってなくても、自分の存在に感謝できること。ただ生きているだけで、何もない自分を愛せること。それが真の『自信』です。「自信」とは自分を信じると書きます。この真の「自信」があれば何も怖くない。生きていくこと全てが幸せになり、怖いものがなくなります。それほど、この『自己愛』と『自信』というキーワードは人生を幸せに生きる大きな鍵となります。また自己愛を持ち自信が持てると、自分以外の他者を受け入れることができるようになります。他者を受け入れ、認め、愛することができるようになります。人が生きる目的は『人を愛すること』ではないでしょうか?もちろん前回のコラムに書いた『自分と関わる人を幸せにする』と同じ意味です。その前提に自分を愛する事=『自己愛』について、考えてみませんか?あなたは、自分が好きですか?自分のこと、信じていますか?自分を許していますか?他人を許してあげていますか?
木村博次(La Bless)