ヘアカラーが1ヶ月で色抜けしてしまうワケとは
こんにちは!札幌の占い美容師ことハイヤマカシ後藤です。今回はすごい裏技を教えちゃいます。
まずその前に理解してほしいことがあります。美容室でカラーをした後、一ヶ月ほどすると色が抜けて髪が明るくなりますよね。
例えば、会社などで「髪の明るさは8トーンまで」と規定で決まっていたとします。8トーンの希望色で美容室で染めました。しかし、一ヶ月も経過すると色が抜けて10トーンくらいになる時があります。
なぜなんだろう?
それは、「8トーンの色を作るためには一度10トーンまで明るくし、希望色を加えると暗く見えるので、結果8トーンになる」かなり簡単に説明するとこうなります。つまり、実は8トーンといっても実際はもう少し明るくされているんです。
想像してみてください!白い画用紙にベージュの色を塗ったとします。すでにベージュにしただけ暗く見えますよね!例えば、白い画用紙にネズミ色を塗ったとします。暗く見えますよね?
人気のスーモーキーアッシュとかミルクティーベージュといったカラーを商品化するにあたり、少し明るい髪にして、色味を足して希望色にする。このような仕掛けがあったのですね!だから一ヶ月もすると、すごく明るくなるんですね。特に髪が細毛の方は明るく退色しやすいです。
色抜け防止には髪を洗わない方がイイ?!
美容室で染めたカラーの色抜けを、一ヶ月防止する簡単な方法があります。
ズバリ、一ヶ月髪を洗わないことです笑!
それでさえも大気中の湿度で色抜けはします。僕のサロンで一年前に染めて作ったカラーの毛束はシャンプーしていなくても、かなり退色をしていますからね。実際問題一ヶ月髪を洗わないのはあり得ませんので、毎日するシャンプーの成分の質を上げることです。
簡単にいいます!
・石鹸シャンプー
・市販のシャンプーに多いラウレス系シャンプー
こちらは退色が早いです。
優しい洗い心地の天然アミノ酸系シャンプーが、ヘアカラーの色持ちに関してはオススメですね!
もちろんもっと高価な成分シャンプーはありますが、コスト面で考えるとアミノ酸系が妥当でしょうね!
毎日のシャンプーする生活から退色を防止するのは無理なのであきらめましょう!
退色したら素直に美容室に行きましょうね!
髪にも優しいカラーバターの使い方
でも、「忙しいし、しょっちゅう美容院に行っていたらお金もかかるし…」なんて方のために、今回は特別な裏技を教えましょう!
カラーバター(トリートメントカラー)をご存知ですか?
これは今注目されている塩基性・HC染料と言われていて、髪を傷めずにトリートメントで染めるものです。
裏の成分表記にこのように書かれています(HC Red3、HC Blue2、HC Yellow2、HC Yellow5、塩基性 赤 76、塩基性 青 3、塩基性 青 99)。
このHCというのは分子量が小さく髪の中に入るトリートメントカラーで、塩基性は髪の表面側にくっつくトリートメントカラーです。
これを、美容室で染めた色味に近い物を購入してリンス感覚で使うんです。トリートメントカラーだけに、見た目もサラサラのツヤツヤに見えます。
まるで、美容室でトリートメントしたかのような仕上がりが継続できますので、まずは3日置きくらいにリンスのようにつけて、5分~10分ほど放置して下さい。
ちょっと面倒くさいな~と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、色味を長い間楽しむにはこの方法が一番いいです。
カラーの後には、ぜひ試してみてくださいね。
後藤孝一(ハイヤマカシ)