夏らしい『ウォーターマーブル』アートネイル



今回はポリッシュアートの応用編。夏らしい『ウォーターマーブルネイル』をご紹介します。
一見シールにやプリントにも見えるこのマーブル模様、実はネイルポリッシュ(=マニキュア)を使って作れるんです!

『ウォーターマーブルネイル』とは、ネイルポリッシュの性質を利用して水の上にマーブル模様の膜を作り、爪に転写させる技法のこと。
ジェルネイルで知られている一般的なマーブルよりも、細かくはっきりした流線型の模様と、透け感のあるやわらかい発色が特徴です。

では、さっそく作ってみましょう!



How to 『ウォーターマーブル』アートネイル



<用意するもの>
水を入れた容器(使い捨てできる小さめの紙コップがおすすめです)、ネイルポリッシュ 3~4色、つまようじ 1本、ネイルチップ(自爪の場合は要りません)

① まず、使用するポリッシュのキャップを全てゆるめておきます。すぐにカラーを出せる状態でスタンバイするのがポイントです。

② ポリッシュをたっぷりハケに取り、水面の中央にそっと1滴落とします。
※上から勢いよく落としてしまうと、しずくがボール状になり容器の底に沈んでしまいますが、水面近くからそーっと落とすと、水に触れた瞬間、フワッと水面全体に膜状に広がります。





③ 他のカラーも同様に1滴ずつ中央に落とすのを繰り返すと、落とした順番のカラーで年輪のような模様が水面にできます。今回は3色使用し、青→水色→白の順に落としています。





④ つまようじの先を水面中央に入れ、タテ・ヨコに動かして年輪を切るように筋を入れると、水面にマーブル模様ができます。





⑤ 多めに筋を入れると細く、少なめに筋を入れると太い線の大柄なマーブル模様になるので、好みの柄になるまで数回繰り返します。

⑥ 爪やチップを下向きにし、転写させたい模様に接するように水面に付け、そのまま水中に沈めます。沈めた状態をキープしている間に、水面に残っているポリッシュの膜をつまようじで集め、取り除きます。

⑦ 水面から膜が取り除けたことを確認したら、そっと爪やチップを取り出し、爪の周囲に付いた余分なカラーをリムーバーで落とします。

⑧ トップコートを重ねて完成です。


失敗しないコツは"手早く"!!

うまく描くためのコツは、模様を作るまでの工程を「とにかく手早く」行うこと!
通常塗るときよりも薄い膜状に広がったポリッシュは乾くのも早いため、ゆっくり作業すると模様を作る途中で膜が固まってヨレたり破れるなどして、きれいに転写できなくなってしまいます。

応用編のアートなので、初めはチップなどで何度か練習するのがおすすめです。
コツをつかめば簡単にできるようになりますし、『毎回違う模様ができる』ので、色を変えただけでもガラッと印象が変わった仕上がりになり、いつも新鮮な雰囲気でアートを楽しめるのが最大の魅力です!

ポリッシュの特徴を活かした夏らしいアート、ぜひ試してみてくださいね。
Cool NAILS make you smile!!

ネイルアーティスト/SAYOKO





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    SAYOKO

    立体的に見える“ネイルオブジェ”を得意とする国際派アーティスト

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