ネイルアートは シーズナルアイテムから!定番とトレンドの関係性



定番なモチーフには新しい要素をプラスしてトレンド感を持せることを私は意識しています。今季大切にしていることは<リアル>です。素材感というテーマを強調することで俄然今年風になります。今年のマストモチーフの一つが暖かさを感じるネイル。羽毛や毛皮のファーモチーフもトレンドと言えるでしょう。ファーペイントにおけるテクニカルの面では筆を使い分けると良いでしょう。形状やワイド幅のほかに重要なのが材質です。毛質が細く柔らかで密集度の高いナイロン筆と、コシがあり毛質も太い動物毛の筆では描ける毛足の質感が異なります。デザインによって使い分けるか、もしくはmixしてよりリアルな柄へと近づけます。今年のお勧めはバンビ柄。ハードなイメージが強いアニマル柄の中でも気軽に可愛らしくお使い頂けます。ドット柄にも近いテイストなので、レオパードと比べても断然フェミニンでソフトな印象に仕上がります。リアルファー・アニマルテイストはお洒落アイテムの筆頭でもありますよね。ファションの一部として冬季の内に毎年1度はネイルにセットしたいアイテムです。





大人気「迷彩ネイル」季節を先取りしたネイルアートをトライして



こちらも今外せないテーマ、「迷彩柄」です。今年の秋冬は流行していますね。画像のネイルは昨年のものではありますが、こちらも通常の定番柄に新しい要素を加えています。マットの質感やブロッキング、スライドストロークのオーバーコートなど、新鮮でオリジナルなデザインへと変化させています。アーミーカラーがイメージの迷彩ネイルですが、パステルやライトカラーの明るい色合いでもとても可愛いです。 その場合、内1色はブラウン系やアッシュグリーンなどのアーミーカラーを忍ばせるとイメージがかけ離れすぎずきちんと迷彩感が保たれるのでお勧めです。その他では書き進めると段々と混乱してくる迷彩柄・・・。最後までトランシーな感覚に陥らず描きあげることがポイントでしょうか。(笑)





お正月ネイルにみるネイルデザインパターン★定番+トレンドが素敵



最後は毎年の大定番、お正月ネイルは年末年始から冬の期間中に渡り長く使えるモチーフになります。 成人式のオーダーチップとしても用いる和風ネイルは、実はブライダルと並んだビッグタイトルなのです。 ネイルサロンでは素敵なデザインパターンを多種キープしておきたいですよね。朱や緑・紫といった日本の伝統カラーを押さえておくと良いでしょう。歌舞伎の世界観などもそうですが、渋さの際立つ日本の伝統文化の色彩は、良く見ると鮮やかなカラーで彩られているものがたくさんあります。ほんの少しの色合いの塩梅が日本の「粋」を表わします。彩×暗の法則。ブラックや箔を加えると容易に和風に早変わりしますよ。目下私は定番の暗色を加えない、目にも鮮やかなコントラストカラーのみで正月を感じるデザインの表現に興味をかきたてられています。憧れはやはり「歌舞伎」に見る美の世界観と愛してやまない宗達の緑青使いです。歴史の偉人や芸術を師に置くことは、弟子入りを拒まれないという大きなメリットがあります。レッスンプランは作品の中に好きなだけ残されています!定番を使い続けられるプラスワンテクニック。トレンド=今季の要素を個性豊かに考えてみて下さい。

mayu (M.D.A NAiL)





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