えっ!本当?髪はトリートメントしても良くならない?その理由



よく耳にするのが「◯◯成分が髪の内部に浸透して髪本来の美しさを引き出します!」そんなフレーズ聞いたことないでしょうか?
ここで皆さん良く考えてみてください。一見髪が元どおりに治る様に聞こえませんか? 案外言っていること嘘ではないんですよね。

ただ注目すべきところは、『元どおりに治す』とは言っていないんです! 言葉を素直に受け取ると「トリートメントをすれば髪が治る」と過剰解釈してしまいがちです。しかし、だまされないでください。
ハッキリと言います!『髪は死滅細胞なので治りません』
何故かと言うと、毛髪は皮膚と同じく、身体の内部で角化した細胞が集まったものだからです。

たまに「最近、仕事のストレスで毛先がパサパサになっているんです」と勘違いされているお客様がいらっしゃいます。
髪は1ヶ月に約1.2〜1.5mm伸びますから、お客様が言っているパサパサの部位は1年以上前に作られた髪のことを言っていることがあります。そこはすでに死んでいる髪ですからストレスによって変わることはありません。
ただし、毛根の生きている細胞にはなんらかの作用はすると思われます。





髪に艶を!サラサラヘアになりたい☆自分に合うお手入れのやり方



では、「トリートメントはしなくていいの?」「◯◯成分配合のシャンプー使わなくていいの?」そう思いますよね!
「おまけにシリコンはダメなの?」「正直よく分かりません。」そんな疑問を持たれている方が多いと思います。

あくまでも僕の考えですが『シャンプーはシンプルに洗うだけを考える』。余計な成分は必要なく、シリコンなどもいらないかと思います。

余計な成分が入ってしまうと洗いながら成分を貼り付ける、といった矛盾が生まれてしまいますから。そこで「トリートメントは何か?」ということですが、簡単に言います!『自分の手入れしやすいコンディションに整える』ってことです。

ノンシリコンが髪にいいからとデジタルパーマや縮毛矯正などで熱炭化した髪につけてもパサつくだけです。余計に摩擦が加わり、ダメージが進みます。
その場合はシリコン使ってしっとりさせた方がいいです。

髪の状態や季節によって使う物を変えていくのがいいでしょう。1番いけないのが、しっとりさせることだけに集中し、根元までベッタリとトリートメントを付けることです。自然と地肌からは油分が分泌されますので、乾き辛くなったり、フケの原因や薄毛の原因になったりします。なるべく毛先中心に付けて、根元はしっかりお湯で洗い流しましょう!





ヘアのタイプ別診断!トリートメント派?コンディショナー派?



髪が乾燥しやすい人は、トリートメントで毛髪内部に作用するトリートメントを使うといいでしょう!髪のダメージが少ない人やアレルギー体質の人は、コンディショナーを付けてしっかり流しましょう!

◯シャンプーはシンプルに洗うことだけを考えた商材を使う。(できれば天然由来の物がオススメ)
◯トリートメントは自分の髪の状態と、季節に合わせた商材を使う。
◯パーマなどで、ダメージが多いパサパサ毛の方は摩擦がさらにダメージを進めるため、シリコンを使う。
◯普通毛やアレルギー体質の方はコンディショナーをつけよく流す。

『1度傷んだ髪は治らない』ですから、いかに今の状況から悪くしないかがポイントなのです。

後藤孝一(ハイヤマカシ)







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