「アート」はまだまだ敷居が高い?日常の中にある「アート」とは

「アート」はまだまだ敷居が高い?日常の中にある「アート」とは

アート、芸術、デザイン…なんと魅力的で、敷居が高いんでしょう(笑)。

まだまだ日本ではそういう感覚のような気がします。皆さんもフェルメールやダヴィンチの展覧会や、オシャレなアートの代表格「直島」なんかは「行ってきたー!」なんてSNSの投稿を見かけることもあります。

でも、そんな展覧会に行かなくても、知らない間にアートに触れている日常があるのはご存知ですか?

 

トレンドのヘアスタイルは「曲線」!

トレンドのヘアスタイルは「曲線」!

最近のヘアアレンジのキーワードはズバリ「曲線」。

編み込みの毛束同士の重なりが作る曲線、波ウェーブが作る曲線。柔らかな曲線は繊細で女性らしさを演出してくれます。

これをアートの世界では「アール・ヌーヴォー」といいます。

例えばミュシャの作品を検索すると、その現代的なデザインに驚かれると思います。

今回ご紹介するデザインは曲線をイメージしたものです。よく見かけるスタイルではないでしょうか? そう考えると前述したフェルメールなんかの写実主義作品は、少し教科書っぽくて退屈かもしれませんね。

 

ヘアもアートも、自分の好きなものを探すことが“トレンド”

ヘアもアートも、自分の好きなものを探すことが“トレンド”

もうひとつ伝えたいことは、アートは海外だけのもではないということ。

今年は日本が誇る「琳派」の400周年です。琳派とは既成の流派にとらわれず、独自の技法や視点で日本の天才アーティスト達がしのぎを削った、大きな芸術活動のことです。

授業で風神雷神の屏風をご覧になったことはありますよね? あれも代表的な作品ですが、同じ構図を違うモチーフで描いた作品なんかもあって、遊び心に満ち溢れています。

アートを楽しむコツは、一歩踏み入ることです。

まずは身近な物事から、気に入った物があれば少し調べる。観る機会があれば迷わず赴く。

日本人はトレンドが好きだと、最近は特に強く感じます。良い面もありますが、飽きが早いのはいかがなものかと。もっと自然に、自分が好きなものを探す手段がトレンドであって欲しいと僕は思います。

福原慶之(intim hair)




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  • 美容師

    Fukuhara

    アートなアレンジや技術を持つ職人気質の美容師

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