韓国人に多い髪質は、実は日本人にもいる!
今回は、「細くて硬くてパーマがかかりにくい」、もしくは「パーマをかけてもすぐ取れる」毛質の方のお話です。
以前のコラムで韓国の方のお話をしました。
韓国の方は、日本人よりちょっと硬くて細い毛質が特徴的です。でも日本の方にもそういう毛質の方は案外いらっしゃいます。
●パーマがかかりにくい
●かかってもすぐに取れてしまう
●モチが悪い
こういう方は、得てしてカラーリングも同じことが言えます。
パーマとヘアカラーが長持ちしない人の髪質とは?
では、その原因は何かと言うと…
髪の中はコルテックスと呼ばれる膨大な量の繊維と、小さな粒の塊でできています。例えるならキュウリ巻きのような感じです。
こういう毛質の方は、そのキュウリ巻きの米粒が隙間なくぎっしりと詰まった感じになって、キュウリを締めつけている状態にあります。
だからパーマ液やカラーリング剤が浸透しようにも、なかなか中まで入らない。
入らないからパーマがかかりにくいし、髪の表面しかかからないのでモチが悪くなるわけです。
カラーリングも同じで、薬剤の浸透が悪いので髪の中にあるメラニン色素が取れにくくなるのです。だから明るくなりにくいし表面しか染まらないから、色持ちが悪くなるわけです。
かかりにくい&染まりにくい人でもできるパーマとヘアカラー法
韓国の方はそんな毛質の方が多いといえます。
私は韓国での講習から帰ってすぐに、その毛質対策に臨みました。どうにかして、そんな毛質にもパーマやカラーリングはできないだろうか? と!
試行錯誤の上、硬くて細い人達へのパーマが実現できました。
それで韓国の方にカラーリングとパーマをさせていただきました。
結果は、カラーリングはミルフィーユカラーで、ピンクアッシュ系の9レベルに仕上げることができました。
パーマはデジタルパーマで対応しました。
もちろんあれやこれやとプラスアルファはやっています。
このプラスアルファは今研究中ですので、もっと分かってきたら詳しくお伝えしますね。
ということで、硬くて細い髪質にも対応できるようになりました。
「毛質が細くて硬くてパーマがかからない」、「カラーリングが持たない」ことで悩んでいる方、諦めないで下さいね。
古根川一弥(SCENEcomplex)