20代でも要注意!白髪の原因と正しい対処法&ヘアケア対策3つ

白髪のウワサ。「抜くのはNG」はホント?

みなさんこんにちは。美容師の蓑輪 篤です。
だいぶ過ごしやすい季節になりましたね。僕のサロンでも、夏のダメージで髪がパサつく、カラーの退色が気になるなど、髪のお悩みをよく聞くようになりました。

でも、一番多いお悩みはズバリ“白髪(しらが)”

ふと鏡を見た時にキラーン……何か光るものが……。なんてショックですよね。
思わず、抜いてしまう人も多いのではないでしょうか。気持ちはとてもよくわかります。
しかし、まずはこの疑問。白髪は抜いていいのでしょうか?
答えはNO

抜いてしまうのは今すぐやめましょう。髪は、元々一つの毛穴から2~3本ずつ生えており、抜いてしまうと、同じ毛穴にある他の髪の毛まで傷付けられてしまいます。
見ると抜きたくなる気持ちも分かりますが、無理やり抜くと色素形成細胞のある毛球部にダメージを与えることになるんです。

白髪が気になるときは、はさみでカットをするか、カラーリングしたほうが良いと思います。

その常識合ってる?白髪で気になるQ&A

また、これもよくある質問なのですが、
Q1 “白髪は抜くと増えるのか?”

その答えはNO

抜くと白髪が増えたように感じるのは、あなた自身が白髪を気にするようになったからではないでしょうか?
白髪を気にしすぎてストレスを溜めてしまうのは、白髪を増やしてしまう原因になるかもしれません。

Q2 “白髪が黒髪に戻る可能性は?”

答えは、ほぼNO……

ケアすれば黒髪に戻るかどうかも気になるところ。
一時的なストレス性のものを除き、白髪が生えてしまうと、その毛根から黒髪が生える可能性はほぼないようです。

白髪の原因と予防できるヘアケア対策3つ

医療の分野でも白髪を治す効果的な療法は解明されていないのが現状です。だからこそこれ以上増やさないようにするためのケアが重要ですね。
それでは、白髪を増やさないためになにができるのでしょう?まずはその原因を探ることが肝心です。
体調もそうですが、不調になるほとんどの原因は、血行不良
年齢と共に新陳代謝が鈍くなり、毛母細胞に栄養がしっかり行き届かなくなったり、メラニン生成に必要な酵素チロシナーゼの働きが弱くなりメラノサイト(色素細胞)の量が減少していったりすると髪の色もだんだん薄くなってきます。

血行のよい頭皮環境が保たれれば、メラノサイト(色素細胞)の機能も良好になり、白髪の予防に効果的でしょう。

【白髪予防のヘアケア対策】
① 頭皮マッサージ
シャンプーの際に地肌を動かすように頭皮マッサージしたり、シャンプー後は頭皮用のローションをつけてマッサージしたりするのも良いと思います。最近では白髪予防に効果的な頭皮用ローションもたくさん出てきましたね。
② ストレス解消
もちろんストレスや栄養不足にも気をつけたいところです。
不規則な生活や睡眠不足によって自律神経のバランスが乱れ、頭皮の新陳代謝に悪影響を及ぼしてしまいます。
③ タバコをやめる
喫煙の習慣がある方は、非喫煙者の方に比べると約4倍も白髪になる可能性があるそうですよ。僕もタバコはやめました(笑)。
男性も女性も、いつまでも若く美しくいたいと思う気持ちが大切かもしれませんね。

美容師/蓑輪篤(ALVIVE/CREER)