ポイントは、日本人の骨格に見せないこと
今日はカラーリングの入れ方のお話を少し。
何年か前から“外国人風ヘアーカラー”とか、“3Dヘアーカラー”とか流行っていますよね。技術的には昔からある技術なのですが、最近良く見かけます。
外国人風ヘアーカラーリングって何なんでしょうね?陰影をつけたヘアーカラー?立体感をもったヘアーカラーリング?
答えはNOです。確かに陰影をつけることで奥行を出すことは可能です。しかし、いくら陰影をつけたところで日本人は日本人です。
陰影をつけることではないんです。欧米人と日本人では、頭の形や、体とのバランスが違います。だから外国人風ヘアーカラーリングにすることの目的は
①頭のサイズを小さく見せること
②鉢張り絶壁の日本人の骨格を、欧米人のように前から見て縦長に見せること
この2点なのです。
そのために陰影カラーリングを駆使して行くのが大事です。
カラーだけではない!一人ひとりに合わせたカット技術も
この考え方は当サイトにも登場されている、ミスエッセンスMAYUMI氏が提唱するカット技術が元になっています。その考え方を私がカラーリング流にアレンジしたものです。
そして、この考え方の先にあるのが小顔に見せるヘアーカラーリングテクニックになります。これはその方のお顔を分析し、ある対比によってお顔を小さく見せるというテクニックになります。
日本人の特性を生かした、美しいカラーリングテクニックとは?
外国人風に見せるカラーリングテクニックは、陰影カラーリングの配置がすごく重要になってきます。
縦のウィービングテクニックだけではそんな風にはなりません。縦のカラーリングに横に入れるカラーリングがグラデーションとなって初めて、外国人風ヘアーカラーリングになっていくのではないでしょうか?
それが小顔カラーリングテクニックやマルチポイントドローイングテクニックとつながり、美しいヘアーカラーリングが出来るんじゃないかなぁ〜と考えています。
古根川一弥(SCENEcomplex)
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