心を映して!パワーをもらって!楽しさで彩るMyネイル
春になるとココロオドル優しいパステルカラーを選びたくなりますよね。心の楽しさを映したデザイン、楽しい気分になれるデザイン。いずれにしても、「楽しさ」はデザインを考える上で私のベースになっています。
ネイルとの出会いは楽しいことに夢中だった高校生時代。趣味は何もなくて、いちばんの楽しみは朝から晩まで友達と遊ぶことでした。オシャレに目覚め、お化粧をしてピアスを開けて・・親に怒られる事ばかりしていましたが、とにかく楽しさで満たされた日々。当時、ネイルサロンは料金が高くて通えず、ドラックストアで手に入れたネイルチップの上に絵を描きはじめました。いま思えば楽しさをのせていたように思います。
ネイルアートに込めた想い♥友達の笑顔とネイルに咲くお花
定番であり永遠の人気デザインでもあるお花モチーフ。シンプルな一色塗りを合わせることで、ビビットな赤も取り入れやすくなりますね。
私が描くお花は、友達やお客様の笑顔にリンクしています。学生時代に作っていたネイルチップは友達に好評で、一生懸命作りプレゼントすると凄く喜んでくれました。自分の力で人に喜んでもらう楽しさに気づいた瞬間。「喜んでもらえた=自分を認めてもらえた」、そう感じたのだと思います。友達の笑顔が見たくてデザインをつくる。今に繋がるすべてのはじまりです。
高校の卒業アルバムに書いた「趣味 ネイルアート」が、現在では「職業 ネイリスト」。ネイルが浸透していない時代、周囲の反対を受けてネイルスクールではなく美術の短大へ進むことにしましたが、そこでの勉強はネイリストになる為の土台作りと今は考えます。
とにかくネイルが好き!アートが好き!どんな壁も情熱でクリア
心が動いた絵やアートはネイルデザインとして落とし込みたくなります。お気に入りを写真やSNSなど利用して残しておくのはオススメですよ。
大学の卒業制作のときのこと。美術の学校は紙に絵を描く事が基本ですが、ネイルチップを作品にしたいとワガママで前代未聞なお願いを先生にしました。校長先生の許可をいただいて、10枚10セット。当時の私には凄い量でしたが、この量を作ることができたらネイルを仕事にしても大丈夫という思いで挑戦したんですね。夢中でやり遂げた後に残ったのは達成感のみ。卒業を迎えて、4月にはネイルスクールのドアをたたいていました。
全てが重なって自身のカラーとなり、どれも無くてはならない時間になりました。同じ道を歩く人なんて誰1人としていない。デザインも同じ。そうして自分のカタチが出来上がるのだと思います。
安齋梨恵(Vivian Nail Salon)
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