即効キラキラネイル★フォイルアートでネイルアートの幅を広げる

ネイリストであれば今やほとんどの人が知っているか幾つかは持っていたりするフォイル( ホイルと呼ぶ場合もあり、アルミホイルに似た素材のネイルアート)。日本で流行り出したのは2年前辺りですが、実はアメリカでは随分と前からネイルアートグッズとして存在していました。

20年前、まだ私が新米ホヤホヤで渡米をし、はじめてロサンゼルスの大きなネイルショーを見に行ったときの興奮を思い出します。ネイリストになりたての私は会場に売っている美容小物の何を見ても新鮮に感じ、見るもの全てが欲しくなりました。その時出会ったのが「フォイルアートkit」でした。アメリカのネイル産業はTime is Moneyですから、手の込んだ時間を掛けるアートをするのはナンセンス!リクエストもない!イリュージョン的にチャチャっと出来てWAO!みたいなものの方がネイルアートプロダクトとして人気がありました。

当時はネイルグルー(接着剤)で付ける方法から始まり、その後アイラッシュ用接着剤(乾くと透明になる)を爪全体に塗り時間をおいてからペタッと貼り付けてトップコートで仕上げるというやり方でした。



 



お国違えば使い方も違う!? 世界のフォイルネイルアートデザイン

意外とずいぶんと前から存在していたフォイルアートですが、爆発的にこのアートが流行したわけでもなく近年のジェルネイルの普及をきっかけに、簡単に綺麗にセット出来る第2 次ネイルシールブームと共に、日本へ改めて上陸したフォイルアートグッズなのでした。メーカー各社では様々なカラーバリエとデザインがたくさん揃っています。そして接着方法も以前のやり方と違い粘度の高い優良なジェルが発売され抜群に仕上がり感も持ちも良くなりました。このように商品も多く使用法はいたって簡単ですから様々な使い方でこの美しいmetal 感を楽しみましょう。

今年8 月にセミナーで訪れたフィンランドではベースはシルバーゴールド・カラーメタリックFoil を全体的に爪に貼った後、黒いジェルをスポンジでポンポンたたくことでブラックベースの奥から所々垣間見えるフォイルメタリックが大変美しく、手間はかからないのに現代Fashion的アートな使用方法でした。そしてネイルフォイルを一番によく用いてデザインにしているのはロシア。繊細な細ラインにまるで彫刻の様に施されたアートには感動さえ覚えます。これらの様にfoil をどのようにネイルのデザインに融合させるかは国によって特徴があり、その国で生活してきたネイリスト達が見て感じてきた色彩やアイテムが最終的にその国らしいART を完成させるのです。



 


マニキュアやジェルでは出来ない超メタリックマテリアルを楽しむ

未硬化ジェルの粘着性を生かして貼りつけていきます。あまり何度も擦りつけるようにやってしまうとせっかくのフォイルのピカピカとしたミラー感が擦れて光沢感がそこなわれてしまう場合があるのでなるべく一気に押し貼ることもコツのひとつと言えます。UV・LEDライトの照射時間の長さもタイミングの良い時間帯に設定します。早すぎも遅すぎも失敗のもとなので注意が必要です。少し慣れてきたら今度は細ラインにも挑戦してみましょう。この時期でしたらWinterモチーフとして雪の結晶をシルバーで作ってみたり、名前やメッセージなどのロゴ入れも太めラインで入れてもオシャレですよね。

ひとつのアートアイテムを使って想像力を膨らまし楽しく自由に筆を滑らせていきましょう!

岩井香(Premiere Nail)





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