ネイルサロン開業に必要なことって?知っておくべきポイントとは



オーナーネイリストではなく経営のみ(オーナネイリストで2店舗目も同じ)。最近はこちらのタイプも増えている形態になります。低予算で出店できることもあり、新規事業として美容関係や異業種経営が参入しやすい事業になります。 美容室、エステなどの空きスペースを利用して自社で総合美容化する、もしくはネイルサロンや個人のネイリストに場所を貸して、総合美容化や単独の店舗として違う場所に開業するなど、どのようなスタイルで経営するのが理想か考えることが重要です。初めに考えるのがネイリストを常に雇用できる環境を作り上げられるか?です。オーナーネイリストであればスタッフが全て居なくなったとしても次のネイリストが入るまでお客様を繋ぐ事ができますが、違う場合そこで終わりになります。私も管理しきれずに支店を閉めた経験があります。そうならない環境作りが必要です。



 



ここがポイント!ネイリストを安定雇用できる環境と仕組み作り



まずどのようにスタッフ確保するか?求人サイト、美容学校、ネイルスクール、ディラー

などへの求人依頼、自社で育成・・・など人材の確保と維持がもっとも重要。どんなに働きやすい環境を整えたとしても人は流動すると考えた方が良いです。次にサロン教育してもらえる環境を探すこと。求人の目安となるネイリスト検定試験は、基礎技術、知識を知るうえでは有効ですが、働くためのサロンワーク教育は独自に必要になります。定期的に技術管理、教育をしてもらえるネイル講師やアドバイザーなどを付けておくこともひとつの選択肢です。フランチャイズなどもありますが、ネイルビジネスを理解している方を間に入れ契約することをオススメします。技術へのこだわりも大事ですが仕事として続くことを考え、ネイルを「美容」「サービス業」「仕事」とカテゴライズすることも必要です。現在、低価格化により一人で売上げられる上限が400,000円~600,000円ぐらいとなります。アシスタントを付けたり、店販など含めた売上げ数字マジックもありますが仕事として安定させるには、席数+どのように時間単価を上げていけるかを考え仕組み化していくかが大切です。



 



ネイル?マツエク?美容サロンを総合美容サロン化するには?



同じ美容関係でも美容の人材とネイルの人材の教育環境の違いからミスマッチが多く離職率も高い現状を考えると、総合美容として導入する場合はネイルと美容の環境を両方理解している方に間に入っていただくなど、リスクマネージメントが重要です。現在は、総合美容化を進めている美容室はネイリスト雇用、教育の難しさから、美容師資格が必要になったマツゲエクステ導入(休眠美容師資格の掘起し、アシスタント売上げUP)の方に力を入れていますが、数年後には店舗が増えてフロー(流動化)し、価格競争になるでしょう。先を考え総合美容の全てを抱え込むのではなく人材教育、リスクを考えると面貸しでの展開、もしくはネイル教育先を確保してのネイリスト目線でのネイルサロン導入が経営者にストレスの少ない安定した仕組みになるでしょう。

井原千佳(PureNail&Ondine)





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