自宅ネイルサロンを開業して*コンセプトは「ニッチ」でキマリ



「コンセプト」。常につきまとい、とても良く耳にする言葉。私も開業当時、正解ってなんだろう?と考えたことの一つです。でも悩んでいても始まらない!だって正解は自分が決めることではなくお客様が決めることだもの。未来はいつだって未知数で、正解か不正解かなんて未来になってみないとわからない。ある意味サロン開業なんて一か八かの賭け事みたいなもの。自分の「これだ!」を信じて進むのみだという結論でした。だからといって「本来の自分」とかけ離れたところに設定しては後々自分が苦しくなるだけですよね。苦しい未来は描きたくないのが人の常。これからサロンを開業したい!という方は「より自分に近いところ」に焦点を当ててみましょう。





ネイル業界のマイノリティをターゲットに!自分が通いたいサロン



具体的にどんなサロンに通いたい?まずは自分に聞いてみました。そこで見えてきたのが「ニッチ産業」だったのです。どの業界にも必ず存在するのが「一般流通では満足できないマニアックかつマイノリティな需要」。私はそこにターゲットを絞りました。何故って?自分がそういうタイプだったから(笑)。そして現状として私自身が「ここに通いたい!」というサロンがなかったから。「だったら自分で作ればいいじゃない❤」そんな気持ちからの自宅サロン開業でした。そうです。DIY的なノリでした。開業当時は自転車操業。ありがちです。お客様からいただいた収益はそのまま仕入れへと流れていく数ヶ月。それでも揺るがなかった気持ちは「自分が通いたいと思うサロンであり続けよう!」でした。





サロン経営成功のヒミツは少数派でも揺るがない支持を得られるか



今ではマニアックなデザインを好まれるお客様に囲まれていますが、それは私本人がマニアックなデザインに惹かれる性質故なのだと思います。自分軸に近いところにコンセプトを設定した故の結果です。ニッチであるということは多数の共感を得にくいというデメリットはありますが、小規模サロンなら抱えられる顧客数にも限りがあります。少数派でも揺るがない支持を得られることこそ「ニッチ産業」の最大の魅力であり最大の武器です。自分の魅力は自分では見えにくいもの。そんなときこそ「自分のコンプレックス」や「自分が困っていること」に焦点を当ててみると新しい何かが見えてくるかもしれません。まさに今、コンセプトに悩んでいるあなた!同じ悩みを抱えて迷子になっているお客様の救世主になってみてはいかが?
菅沼桃華(爪装)





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