女性にとっての“美”はパワーの源!
何となく自信がもてたり、気分が明るくなったり…。
メイクには女性を元気にしてくれる力がありますよね。お顔はコミュニケーションのメイン玄関ですから、身だしなみを整えることは、自分なりの自信を後押ししてくれます。
お年を召してぼんやりされていたのに、お化粧した途端にしゃんとされたといった話もよく聞きます。女性にとって「美しさ」って本当にパワフルなのだと思います。
ネイルにも癒しの力があるはず♪
お顔と同様に手にも表情がありますし、人目に触れる機会が多いところです。無防備な分だけ顔より雄弁なのかもしれません。「手と脳は密接につながっている」とも言いますし。
顔と違うのは自分の視界にも入ってきますから、手は知らず知らずのうちに、自分自身へメッセージを送り続けています。カサカサささくれてマニキュアが剥げかけた手と、しっとり透明感があってきれいに爪を整えられた手では、自分の無意識へ語りかけるものが自ずと違うはずで、所作や気分、態度になど違いが出てしまうのではないでしょうか。
ですからネイルにも元気にする力、癒す力があるはずです。きれいなネイルは気分が上がりますよね。ビビッドな色やゴージャスなアートが行動的にしてくれたり、ふんわりしたネイルがほっこりさせてくれたり。TPOだけでなく気分に合わせて、ネイルの色やモチーフを考えても楽しいですよね。
疲れのたまる時期には、フラワーネイルで癒されて♪
気温や気圧が変わりやすいこの時期、疲れが出ていたり、気分が乗らなかったりすることもあるかもしれません。そんな時はアートを作り込むよりも、優しいカラーに優しいモチーフで仕上げるのはいかがでしょう。
癒しのモチーフといえば、やっぱりお花でしょうか。
古くから花々は、花療法やお祝いやお見舞い、鎮魂などに使われてきたように、その美しい姿、色や香り、生命力などが、私たちに慰めや元気、華やいだ気持ちを与えてくれます。
薔薇や牡丹、百合といった花々は、艶やかで香りも自己主張も強いので、華やかさやパワーが欲しい時にはぴったりなのですが、ゆるゆるモードの時には向いていないかもしれません。名もないけれどそっと寄り添ってくれるような可憐な花のモチーフがおすすめです。
大人可愛いデザインに仕上げるコツ
たとえば5枚花や4枚花、デイジーのように花びらいっぱいのお花など。
子供の頃に描いたようなモチーフは見ていてホッとするし、素直な気持ちにしてくれますよね。ホワイトやパステル系の明るい色のモチーフに、クリアやピンク、ベージュ、パステル系のベースで統一感を出せば、大人のための癒しネイルが楽しめます。
ただシンプルな図柄なだけに、子供っぽくならないように丁寧に仕上げることが大切です。
仕上がりに違和感があると、癒されるどころか落ち着かないですものね。大人を癒すには、ちょっと手がかかるのかもしれません(笑)。手描きはハードルが高いという方は、質の良いシールを使って頂ければと思います。
心を込めたネイルは、お客様を元気に!
帰り際に「癒されました」と言って下さったり、施術中に心の内を話してくださるお客様は多いですね。もちろんネイルの効果もあるでしょうけど、ネイルアーティストは手に触れ、向き合い、お話に耳を傾けながら施術させて頂くわけですから、その時のお客様の気持ちに一番近いところにいると思うんです。そういう意味でセラピストとしての意識も必要なのかもしれません。
気持ちを込めて作ったネイルが、ネイルアーティストの手を離れてからも、お客様を元気づけるとしたら、なおさらですよね。
お忙しい中でも、ネイルアーティストさんご自身がネイルで癒されつつ、お客様おひとりおひとりをハッピーにしていけたら、とっても素敵なことだなと思います。