梅雨にぴったり♪淡い色が涼しげな紫陽花と金魚のモチーフネイル

雨にぴったりの「紫陽花(あじさい)」のネイル

長雨の季節だからこそ、涼やかな「水」のイメージを上手に使ったネイルがおすすめです。
この時期の花といえば「紫陽花」が思い浮かびます。華やかではありませんが、梅雨時には雨を脇役に、街や公園、庭など至るところで目を楽しませてくれますよね。日本の気候にぴったりのこの花はきっと、古来から日本人に愛されてきたのでしょう。

紫陽花のデザインは難しく思われがちですが、4枚花を重ねることで作ることができるんですよ(正確には花びらではなくてガクだそうですけれど……)。
紫陽花の色は青、紫、白やピンクなどさまざまですが、今回私のサロン「Re-cue」の新作として作ったのは、花びら全体を白く、中心を紫やピンクで噴いた小さな4枚花。これを何枚か重ねれば、簡単に紫陽花ができちゃいます。

「水の器」という意味の学名をもつ紫陽花。水のイメージによく合うのも納得ですよね。

ピンクや黒など何色がベースでも映えますが、瑞々しいイメージに仕上げるには、ブルーや紫、クリアにラメなどがおすすめです。

ネイルで涼しげな“水”を表現するやり方

もうひとつ、水を表現するのにぴったりのベースを作る方法をご紹介しますね。

まずブルーや白、紫などのジェルをエタノールと混ぜて、しゃばしゃばな状態にします。
それを爪に塗布すると、エタノールがランダムに揮発した部分がクリアに残るので、涼しげな和紙のようなベースができるんです。クリアに残った部分に色をのせてもよいですし、フィルムパーツをおくと水面のきらめきのように見えます。

簡単なのに印象的に仕上がりますから、ぜひやってみてくださいね。

「金魚」ネイルは、大人っぽくも可愛くも描ける♪

このような「水」を連想させるようなベースを生かすモチーフとして、「金魚」もおすすめです。涼しげな寒色に金魚の赤色が入ることで、ぱっとぬくもりのある焦点を作ることができるんです。

金魚はほっそり繊細なタッチで描けば大人っぽく、ぷっくりと描けばかわいらしい印象に。フォルムやアレンジ次第で、可愛くも大人っぽくも、シンプルにも華やかにもできる自在な図柄なんですよ。
エアブラシで丁寧に描けば、シフォンのドレスのようなヒレの透け感が、何とも言えず涼しげでかわいい、大人のネイルに仕上がりますし、赤、オレンジ、マゼンタなどをブレンドして、オレンジっぽいものと、赤っぽいものなど描き分けると動きのあるアレンジになります。
影を描き入れれば、より立体感が出て、埋め込んだクリアジェルがまるで水のような効果が出ます。

レジンで金魚のモチーフを閉じ込められたパーツを作れば、とてもかわいい金魚鉢のようなアクアリウムネイルに。

新作のために描いたいろいろな表情の金魚たちで、アレンジを楽しんでいただけたら嬉しいです。

水との相性がよいモチーフ「金魚」と「紫陽花」。どちらもかわいくて使い勝手もよいので、浴衣ネイルとしてはもちろん、1、2本アクセントに使ったりして、雨の季節を楽しんでくださいね。