2016年春ネイルは、レトロ・ロマンチックがトレンドの予感♪

2016年春ネイルは、レトロ・ロマンチックがトレンドの予感♪

2016年春のトレンドは、何といってもRetro Romantic(レトロ・ロマンチック)だと思います!

去年のファッショントレンド、ボヘミアンの流れから、今年はもっと繊細で女性らしいロマンチックがテーマになりそうです。

ここに60年代、70年代のレトロな雰囲気を振りかけると、まさに今年らしいテイストになります。

私はこれを勝手に「レトロ・ロマンチック」と呼ぶことにして、最旬のネイルアート3作品をデザインしてみました。

この春はレトロ・ロマンチックネイルで、うっとりするような乙女の時間に浸ってみましょう!

(作品のベース、カラー、トップジェル、マットジェルは、全てジュエリージェルを使用しています。)

 

まるで刺繍みたい♪「Romantic Garden」ロマンチック ガーデンのネイル

まるで刺繍みたい♪「Romantic Garden」ロマンチック ガーデンのネイル

まるで刺繍のようなクラフト感、美しいシースルーのロマンチック ガーデン。

①ベースジェルを硬化させたあと、シースルーカラー(イエローブラッドオレンジ)を塗り、硬化させる。

②カーキ色のジェルをスポンジングして葉に見立て、硬化させる。

③カラージェルでふんわり小花柄を描いていく。ポイントはレトロなカラーを選び、しっかり描きすぎないこと!

④ミルキーカラーのジェルでレースを描き、硬化させる。

⑤クリアのベースジェルを全体にかけて硬化させた後、下の花が見え隠れするように薄々にホワイトジェルをかけて硬化させる。

⑥ラインストーンとゴールドのラメを乗せ、トップジェルをかけ硬化させる。

 

凛とした清潔感ある「Classical Freesia」クラシカル フリージア

凛とした清潔感ある「Classical Freesia」クラシカル フリージア

凛とした清潔感と、金継ぎのようなクラッシク感のあるクラシカル フリージア。

①ベースジェルを硬化させたあと、明るいベージュカラー(シナモンピンクベージュ)を塗り、硬化させる。

②透けるようなタッチでフリージアをジェルで描き、筆跡が残っているうちに素早く硬化させる。

③何本かの指は、カーキとホワイトのジェルの描き殴り模様だけにして、抜け感を出す。

④アンティークゴールドのジェル(Lantana・ミードウゴールド)でネイルにふち取りを入れて硬化させる。

金継ぎをイメージした、陶器の割れたようなラインも入れると、さらにクラシカル!

⑤トップジェルとマットトップジェルを指ごとに塗り替えて硬化させ、質感の違いを楽しむ。

 

春ニットみたいな質感の「Lovely Totem」ラブリー トーテム

春ニットみたいな質感の「Lovely Totem」ラブリー トーテム

大地の力を可愛く取り入れた、ニットのような質感のラブリー トーテム。

①ベースジェルを塗って硬化させたあと、クリームカラー(ラインアート・ホワイト+イエロー)を塗って硬化させる。

②野生や土を感じるトーテム(部族)柄をジェルで描き硬化させる。ポップなカラージェルを少しくすませるとレトロ感が出る。

③ジュエリージェルのグリッターフレーク(クッキー)を全体にかけて硬化させ、石のような模様にする。

④全体にマットトップジェルを塗り硬化させ、ニットのようなパサっとした質感に。

⑤ゴールドのスタッズはクリアジェルで止めて硬化させ、質感の違いでピリッとしめる。

いかがでしょうか? ひとえにロマンチックといっても、全く違う顔のネイルデザインになっていると思います。

テーマを決めたネイルアートのご提案をするときにも、多様なデザインがあった方がお客様のニーズに対応できるものです。

今回のテーマ「レトロ・ロマンチック」にも、個別のテーマをつけてから制作しています。

乙女→ロマンチック ガーデン、凛とした大人→クラシカル フリージア、大地→ラブリー トーテム。

これらは、作品ごとに明確に違う「顔」にするための、大きなヒントになります。

オリジナルの強く美しいネイルアートを作るには、常日頃からテーマを大切にすることです。

このようなイメージ練習を繰り返すことが、コンペティションなどの大きな作品創りの基礎ともなっていきます。

田邉薫(ネイルサロンミニカ・スルガ)




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  • ネイルデザイナー

    田邉 薫

    ネイルアーティストは美しい爪で自信をつけさせる“魔女”

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