まるで歌舞伎のミニ舞台?歌舞伎の隈取をネイルにしたアート!

歌舞伎独特のメイク法をネイルアートに!

前回コラムに続き「歌舞伎シリーズ」ということで、今回は隈取をネイルオブジェで作ってみました。
歌舞伎が気になり出した当初から、一番キャッチーな歌舞伎独特のメイク方法、「隈取」をモチーフにしたネイルを作ってみたい…と考えていて、せっかく作るなら私らしく立体感のあるベースを作り、リアルに描いてみようと挑戦しました。
アクリルで凹凸をつけた白いベースに、ジェルで隈取を描いています。

赤はヒーロー、青は悪役…色にも意味があった!

隈取は、昔、今のような照明がない時代でも、観客が一目で登場人物のキャラクターが分かるように、との意味合いもあるようです。
この、歌舞伎独特の骨格や筋肉を強調したメイク方法である隈取。
目の下にできるクマと、隈取の隈は同じもので、デザインは役柄によって何十種類もありますが、全ての役柄に隈取のメイクがされるわけではないそうです。
もちろん色にも意味があり、赤はヒーロー、青は悪役、茶色は化物…を表すそうです。

まるで歌舞伎のミニ舞台?!いろんなネイルの楽しみ方

今回のネイルオブジェ、もちろん実際に爪に装着できますが…リアルな分、主に鑑賞用になります。
ほぼ同じ形のベースを用意して隈取を描いたのに、書き終わるとベースまで違う顔に見えてくるから不思議です。
前回コラムでご紹介した、歌舞伎の衣装からヒントを得たネイルと一緒に観賞すると、まるで歌舞伎のミニ舞台があるみたい?! ジャンルの違うものでも、いろんな形で楽しむことができるんですね。
歌舞伎の気分をネイルで味わってもらえたら嬉しいです。
Cool NAILS make you smile!

SAYOKO