ウォーターケアとドライケア、どっちがいいの?
サロンでお客様にネイルを施術する際に、ジェルネイル、ポリッシュ、アクリルスカルプチュア…どの施術する前でも下準備として一番大事なのは、ネイルケア。
ネイルケアとは大きく分けて、ウォーターケアとドライケアとがあります。
ウォーターケアとは、お湯にしっかりと指先をつけて甘皮周りを柔らかくしケアする方法。
ドライケアとは、乾燥した状態で甘皮を押し上げてケアする方法です。
では、どちらがいいのでしょうか?
お客様にとってはどちらがいいのか、分かりにくい問題です。
何が違う?ウォーターケアとドライケア
ネイルアーティストが「ジェルをする前には、ウォーターケアすると浮きやすくなりますよー」なんて言ったら、お客様はそうなんだ! と思うしかありませんよね。
でも、ドライケアでもしっかりとルースキューティクルを取り除けば、もちろんジェルのリフト(ジェルが浮いてしまうこと)などは防げます。
しかし。ウォーターケアでキューティクルリムーバーを塗布し、お湯にしっかりつけて角質を柔らかくしてキューティクルニッパーで処理することで、より綺麗に処理することができ長持ちします。
分かりやすく画像で説明していきます。
①ドライケア
皮膚が乾燥した状態でするケア。押し上げてから、ドリルでルースキューティクルをケア。
もしくはバフ(爪の表面に細かな傷をつける、サンディングのこと)でケア。
②ウォーターケア
しっかりとぬるま湯で押し上げてから、キューティクルニッパーで角質を除去。甘皮を柔らかくしてからお湯につけ、キューティクルニッパーを使用してしっかりとルースキューティクルを取り除きネイルケアをすると、持ちと仕上がりがとても綺麗です。
キレイに仕上がって長持ちするネイルケアを!
①と②の仕上がりの違いを並べてみます。
ジェルやスカルプの前に爪を水につけても、浮きやすくはなりません。
なぜなら、ケア後にプレプライマーと呼ばれる爪表面の油分水分のphバランスを整える液を塗布するため、全く問題がないからです。
どちらが正しいとかではないのですが、極端に「ウォーターケアが良くない」「ドライケアが良くない」ではないということです。
爪の状態に合わせてケア方法を選ぶといいのですが、どちらの方法を選んでも、仕上がりが綺麗でジェルの持ちがいい方がいいですね!
穂刈美保(Forever Beauty)