妊娠中は抜けにくくなり、産後は一気に抜ける理由
出産後に脱毛する方は多いです。
実は妊娠中はホルモンの関係で、あまり髪が抜けないことが原因なんです。
人は1日に50本~100本程度の髪が抜けると言われています。
これは毛髪の寿命から計算されています。一般的に成人女性の場合、髪の寿命は5~6年くらいです。最短の5年として考えても1825日、約2000日です。
頭に生えている毛髪は、日本人で約10万本、10万本が一気に生え変わるのではなく、毎日少しずつ生え変わっています。だから2000日×50本=10万本という計算が成り立つわけです。
産後の抜け毛はホルモンが原因!
話を元に戻しますが、妊娠中は髪が抜けにくい状態になっています。それは人間の本能で身体を守る機能が増加するからです。
ちょっとまた、余談になりますが、うちの次女を妊娠中に妻が食あたりになり、腹痛を訴えたので病院に行きました。
すると軽い腸チフスに感染しているとのことでした。「あぁ~お腹の子供はもうダメかな?」と思ったのですが、全く問題がないとお医者様に言われました。それくらい子供を守る機能が備わっているらしいのです。
だから髪が抜けにくくなります。
ところが出産してホルモンがまた通常のホルモンに戻ってくると、今まで延命されていた髪と今日抜ける髪が一気に抜けてきます。だから妊娠後は脱毛が多くなると言われています。
もちろん出産というのは一大事業ですから、身体も弱るということもあると思います。
が、ご安心下さい! 通常は一度脱毛が多くなり、後は生え変わってきますので2~3ヶ月で増えてきます。その時出産前よりもちょっと細かったり、癖が出たりする方もいます。なかなか出産後は忙しくご自分に時間をかけられないかもしれませんが、身体と同じでメンテナンスをして頂く方が良いです。メンテナンスはもちろん頭皮マッサージです。
抜ける期間は半年ほど。長引く場合は医師にご相談を
最後になりましたが、もし一度脱毛して、6か月を過ぎてもまだ脱毛が収まらない方は一度専門医にご相談下さい。すごい少数ですが妊娠性脱毛症でもホルモン異常になる方もいらっしゃいますので気をつけてくださいね。
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