レザーで削ぐ時は頭に対して直角に持ちあげるのがポイント!
前回はセルフカットを可愛くするハサミの選び方と、切る時のポイントについてお話しました。
https://beauty.authors.jp/hair/17200
今回は実際にレザーを使ってカットしていくときの方法、セミロングの毛量調整方法をお伝えさせていただきます。
レザーとは髪専用ののことです。100均ではヘアカッターという名前で売られていることもあります。
いちばんのポイントは、少しずつ切っていくこと!
初めは慣れないと思いますので、少しずつ様子を見ながらが大切です。
<レザーを使った髪の切り方>
1. 左手の親指と人差し指、中指の3本の指を使って、毛束を頭皮に対して90度の直角で引き出します。右利きの場合、最初は左側からがやりやすいと思います。
2. 毛束の毛先1/3の内側(下部)を削ぐようにレザーを入れていきます。
毛束の中間から毛先に向かってレザーを滑らしていきます。イメージは筆先のように細くしていきます。
なぜ毛束の内側(下部)なのかと言いますと、表側だとパサパサした毛が目立ったり、ハネやすかったりするから。簡単に言うと、毛束を持ち上げたら下を削いでいく感じです。
3. 左手の指で持てる量を目安として、何回かに分けて削いでいきます。
間違っても、いきなりたくさんの量を取ろうと思わないでくださいね!
4. 右サイドを削ぐ場合、右利きの方はやりづらいですので、顔を少し左に向けて削ぐとやりやすいです。
トップのほうになると、毛束を持っている手がキツくなってくるので、頭を傾けてください。あくまでも引き出す毛束は頭皮に対して直角ですよ!
前髪カットも失敗知らず♪プロおススメの裏ワザもあり!
前髪も毛束の内側(下部)を削ぎます。素人さんが失敗しやすいポイントはこちら!
⚫乾いたまま切る
→髪が傷ついてしまいます!
⚫根元から刃を入れすぎる
→一気に短く切ってしまします。
⚫表面を切ってしまう
→まとまりにくくなってしまいます。
内側(下部)を削ぐということは、髪を下ろしたときに、見えない場所を切っていることで素人さんでも安全なのです。
もう1つプロから簡単なオススメの裏技があります。
顔を包み込むような小顔スタイルに毛量調整したい場合、下を向きながらレザーを内側に入れていきます。
反対に、リバースに流れるようなスタイルに毛量調整したい場合は、上を向きながら内側を削いでいきます。
顔の傾きを利用して、なりたいスタイルに合わせてカット♪
ここまでの内容を簡単にまとめると、
前に髪を流したいフェミニンなスタイルは床を見ながら!
後ろに流れるエレガントなスタイルは天井を見ながら!
ただ、これだけです。
レザーの使い方はいろいろありますが、まずは内側(下部)を削いでいくことをオススメします。
長さを少し変えたい場合は、毛量調整後に切るほうが良いです。反対に、長さを切ってから毛量調整をすると、思ったより短くなってしまうことが多いからです!
長さを切る時は姿勢を正し、頭をまっすぐにして、髪が自然に落ちる位置で毛先を削いでいきます。
レザーは感覚で使うことができ、素人さんが使うにはハサミより簡単でしょう!
後藤孝一(ハイヤマカシ)