前髪を切るか伸ばすかどうしよう…そんな悩みはサロンで解決!
今回は僕たちが日常的にさせていただいているヘアカットについて、少し思いを綴りたいと思います。
先日長かった前髪をばっさりとカットさせていただいた、大阪の人気サロンモデル西門愛梨沙さんの実際の施術を例に挙げながら書いていきたいと思います。
年初めのご挨拶に「まだ悩んでいるのですが、今度前髪を切ってほしいです」とメッセージをいただきました。5~6年くらい長いままだったらしいんですが、「前髪があるのは似合わないかなー?」と悩んでいる中、いろんな方からの勧めもあって決心したとのこと。
迷っている気持ちも含めて、デザインするのが美容師の仕事
皆さんも、前髪を切るか伸ばすかは、悩みどころだと思います。特に長かった前髪をばっさり切るとなると、本当に自分に似合うか不安だったりしますよね。そんな時は、こんな風に、事前に担当の美容師さんとSNSやお電話などで相談だけでもしていただけると嬉しいんです♪
少しでも気持ちが迷っているなら、その日は切らなくてももちろんOK!
事前に聞いていれば美容師も気持ちの準備ができたり、お似合いになる提案を考えたりする時間もできて、よりよいスタイルチェンジにつながります。
そんな彼女は、サロンモデルとして活動をするきっかけになった僕に、カットをお願いしてくれたんだそうです。
美容師としては「どうしてカットしたいと思ったのか」という気持ちも教えていただけるととても助かります。デザインのオーダーだけよりも理解しやすく、その気持ちに寄り添えるようなご提案や施術ができるからです。
プロとして、イメージするスタイルに似合うカットを心がけて
サロンモデルとしての活動でイメージを左右しかねない前髪はとても重要です。一人のオシャレを楽しむ女性としても、とてもとても大切です。
これは、常日頃ご来店いただいているゲスト様にも言えることと思います。たくさんの美容室、美容師がある中から、ただ何となくだとしてもヘアスタイルを自分に任せてもらえると言うことは とても光栄なことなのです。
また、事前になりたいイメージを画像などで見せていただければ、とても参考になります。施術しようと思っている技術にズレがないか確認ができるので失敗しにくいんです。
そして当日。来店されて改めて「切っても似合うと思うけど、長いのも可愛いと思うよ?本当に切っても大丈夫?」 と本心から思い、本人にも聞きました。気持ちの最終確認です。少し迷わせてしまうかもしれませんが、それくらい慎重に大切に考えているんです。
世の中には「絶対に似合うから切った方がいい」と押し切ってくれる美容師さんがいます。否定する気持ちはありませんが、僕はこの言葉を使ったことがありません。 デザイナーである以上、“絶対”はないと思っているからです。いろんな角度からいろんな思いで人は評価します。
「このスタイルが似合う」ではなく「このスタイルが似合うようにカットする」のが僕らの仕事ではないかと思っています。
次回は実際にカットしていく際のお話です。
松井愛士(release SEMBA)