秋が旬! 鮭を使った和食&洋食メニューを紹介

秋が旬! 鮭を使った和食&洋食メニューを紹介



暑さが和らぎ、少しずつ秋の訪れを感じるようになってきました。
待ちに待った食欲の秋の到来です!

秋が旬の食材というと、皆さんは何を思い浮かべますか?
野菜類なら、秋ナスやイモ、クリ、カボチャに、意外なところではチンゲン菜など。
キノコ類の多くも秋が旬ですね。
魚だと秋刀魚(さんま)、鯖(さば)、鰯(いわし)などの青魚のほか、戻り鰹などなど、どれも栄養豊富で美味しいものばかりです。

そんな美味しい秋の味覚から、今回は鮭をピックアップしてみたいと思います。
日本の一般家庭における魚の消費量で、トップと言われている鮭。スーパーでも年間を通して売られていますが、この時期の鮭=秋鮭は産卵のために養分を蓄えていて、旨味がたっぷりなんですよ。

今回は和食向けと洋食向けの一品をご紹介します。

具材を包んで焼くだけ♪ 簡単な鮭のホイル焼き

具材を包んで焼くだけ♪ 簡単な鮭のホイル焼き



【材料】
・生鮭  1切れ
・お好みの野菜(キャベツ、玉ネギ、長ネギ、ニンジン、キノコ類など)
・スライスレモン 1枚
・塩(鮭の下味用 少々)
・バター 3~5g(お好みで)
・料理酒 小さじ1~2

【作り方】
①広げたアルミホイルにキャベツや玉ネギなどの野菜を敷き、下味をつけた鮭、レモン、バターの順に乗せる。
②料理酒を振り掛け、ホイルでくるむように包み、両端を閉じる。
③フライパンに乗せ蓋をして中火で4分、その後弱火にして4分で完成。
(包みを少し開けてみて、足りないようなら追加で加熱してください)

味付けはポン酢や、塩バター、味噌だれなどお好みに合わせてどうぞ。

ホイル焼き調理はDHAの流出も防ぎ、ビタミンCがアスタキサンチンの効果を増してくれます。具材を包んで焼くだけなので、簡単にメインの一品が完成してしまいますよ。

常備菜にオススメ! 鮭のテリーヌのレシピ

常備菜にオススメ! 鮭のテリーヌのレシピ



【材料】
・甘塩鮭 4切
・はんぺん 1枚
・卵白 2個分
・生クリーム 100cc
・タイムやディルなど 適宜

【作り方】
①全てミキサーにかけて、クッキングペーパーを敷いたテリーヌ型またはパウンド型に流し入れる。(お好みでアスパラや海老、枝豆など入れると断面が綺麗に。)
②上からアルミホイルをかぶせ、天板に水を張って ①をオーブンで 180 度 30 分蒸し焼きに。
③粗熱を取り、冷蔵庫でよく冷やして完成。

そのまま食べたり、お好みのソースを添えたり、パンにはさんで食べても。
冷蔵庫で数日は保存できるので、常備菜として、また、おもてなし用にも便利ですよ。

最後に、非加熱でパパッと作れる簡単メニューを紹介します。

見た目もおしゃれ! お手軽なスモークサーモンのパテ

見た目もおしゃれ! お手軽スモークサーモンのパテ



【材料】
・スモークサーモン  100 g
・玉ネギ  20 g
・クリームチーズ  20 g(常温に戻す)
・生クリーム  20 g
・レモン汁 小さじ2

【作り方】
①スモークサーモンは包丁で細かくたたき、玉ネギはみじん切りにする。
②先ほどの①と残りの材料をすべて混ぜ合わせ、完成。

お好みでハーブ(ディル、タイム、バジル etc …)を加えると、より本格的な味わいになります。小さめの器にたっぷりと入れて、ナイフで平らにならすと、ちょっとおしゃれに見えますよ。クラッカーやバケットなどを添えてどうぞ。

鮭の切り身を選ぶ際には、鮮やかな色をしていて脂肪が白い筋状に入っていて、ドリップ(汁)のないものを。また、皮が銀色に光っているいるものを選ぶと良いです。良かったら参考にしてみてくださいね。

鮭の抗酸化作用パワーで、若返り効果が期待できちゃう!?

鮭の抗酸化作用パワーで、若返り効果が期待できちゃう!?



鮭は捨てるところがない魚と言われ、身だけでなく中骨や氷頭と呼ばれる頭の軟骨、尾、塩辛になる内臓、皮、卵、白子も美味しく食べられます。栄養価も高く優秀食材!

調理の際には、焼き過ぎて焦がしてしまうと、アスタキサンチンが損失してしまうので注意が必要です。おすすめ調理は蒸し焼きです。

鮭のカロリー(シロサケ)は 100g あたり 133kcal で、脂肪は 4.1g 。これは秋刀魚と比較すると約 1/6 の量です。ヘルシーですね。

鮭は消化・吸収の良いたんぱく質が豊富で、脂肪分も EPA(エイコサペンタエン酸)や DHA(ドコサヘキサエン酸)などの不飽和脂肪酸が中心。EPA、DHAは血中コレステロールを抑えて血液の流れを良くし、動脈硬化や血栓、高血圧を予防すると言われています。

また、DHA は脳の細胞を活性化させ、ボケ予防や、アトピー性皮膚炎の治療に効果があるとも言われています。

その他、鮭はビタミンA(レチノール)、まとめて摂取すると効果的なビタミンB群をまんべんなく含み、ビタミンC、D、E、の他、様々なミネラル(カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、セレン、タウリンなど)を含むそうです。

また、鮭の身の赤い色の成分であるアスタキサンチンは、ビタミンE の数百倍と言われる高い抗酸化力を持ち、その抗酸化力の高さにより体全体を若返らせ、免疫力、自然治癒力を高めてくれる物質とのこと。紫外線によるお肌へのダメージを軽減するほか、メラニンの生成を抑制する働きもあるんだとか。美容にはもちろんのこと、これからの季節の風邪予防にも良いですね。




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