気になる!顔や足のむくみの原因って?
夕方になると脚がむくむ・朝方には顔がむくむ・・・という経験はないでしょうか。
「むくみ」とは、血液中の水分が皮膚の下に溜まった状態で、老廃物の排出が上手くできていない状態です。むくみは慢性化しやすく、特に脚と顔に出やすいのです。
では、なぜ夕方に脚で朝方に顔がむくむのかというと…
ふくらはぎは第2の心臓と言われているように、筋肉の収縮と弛緩によって血液を心臓に戻す役割をしています。特に立ちっぱなしや座りっぱなしの姿勢で動かさないでいると、このふくらはぎの収縮と弛緩の作用が衰え、むくんでしまうのです。
水分は高い所から低い所に流れますが、夜寝ていて身体を横にしている時は、水分が身体全体に流れるので、顔は朝が一番むくみやすいのです。
むくみの解消法としては以下のような対策ができます。
・マッサージで老廃物を流してあげる
・塩分を控えめにする
・カリウムを多く含む食べ物を摂る
・利尿作用のある食べ物・飲み物を摂る
・筋肉を動かしてポンプ作用を促す
・身体を冷やさない
・しっかり休息を取る
etc他にもいろいろありますが、今回は【自宅でできる脚の簡単マッサージの方法2つ】と【速効性の解消法2つ】をご紹介させていただきますね。
自宅でできる!脚の簡単マッサージ方法2つ
まずは自宅でできるマッサージをご紹介します。
①裏・足の甲を押す
片方の足裏を両手で包みこむようにし、指を全部内側に曲げるとできる「へ」の字の中心のくぼみの所を、親指の腹でギュ~ッとゆっくり心地よいと感じる強さで押してあげます。
左右5回ずつくらいでもいいので、丁寧にゆっくり押してあげることがポイントです。
そして今度は足の甲の親指と人差し指の合わさったところにあるくぼみを、同じようにゆっくりギュ~ッと押します。こちらは入浴中、湯船に浸かってリラックスしている時にするのがおススメです。
余裕があれば、足の指1本ずつを丁寧にさすったりつまんだりしてあげるのもいいです。
②ふくらはぎのマッサージ
足首からひざ裏に向かって左右の手を交互に使い、さすり上げていきます。数回したら、ひざ裏を少し揉み、次は太ももの内側・外側を交互に数回さすり、最後に太ももの付け根の辺りをマッサージします。こちらは入浴後の身体が温まっている時に、クリームやオイルを使って皮膚を傷つけないよう、マッサージしてあげるといいです。
すぐ効く!速効性の解消法2つ
①寝転んでのエア自転車コギ
仰向けになり、両足を天井に向かって上げ、エア自転車こぎをします。両足を交差させたり、ふくらはぎを揺らすように両足を振ったりするのもおススメです。
むくんでいた足がすっきりします。
②つま先立ちをする
できれば段差のあるところに、つま先から半分程だけ乗せ(母子球部分)、かかとを押し上げて3秒ほど維持し、かかとをゆっくり下げて、ふくらはぎを十分に伸ばします。
段差のないところで、つま先立ちするだけでも十分です。
足に疲れを感じたらむくみ始めている証拠です。通勤時の電車待ちや座りっぱなしの時に、かかとをゆっくり上げたり下げたりするだけでもおススメです。
まだまだ暑い夏の季節、むくみを体の中に溜めこまず、上手に解消してあげてくださいね。
榎原由子(MoreRavi)