トリートメントで髪の傷みは治らない?!

トリートメントで髪の傷みは治らない?!



よく美容室でカラーやパーマをした後に「今日はトリートメントはどうされますか?」とか、「カラーやパーマをすると髪が傷みますから、トリートメントをされた方が良いですよ」とアシスタントの方からお声かけされます。

という私も、以前まではそうしていました。

はたしてこのトリートメントはナニモノ?

一体なんなのでしょうか?

実はトリートメントにはいろんなタイプのものがあります。そして、これが一番大切なことなのですが、パーマやカラーをした後にトリートメントをしても傷みは治らないのです。

パーマやカラーをした場合、髪は必ず傷みます。髪を治すトリートメントは存在しません。

・すべて手触りを良くする。
・ガサガサになった髪の指通りを良くする。
・充填物を詰める。
これが目的です。



パーマの後のトリートメントは時間を置いた方がいい?!

パーマの後のトリートメントは時間を置いた方がいい?!



ただパーマをかけた後、すぐにトリートメントをするとパーマの中に残ったパーマ液がそのまま残ったり、水分をくっつけたりする場合があります。またカラーリングをした後すぐにはトリートメントはあまり髪に浸透しません。入る余地が少ないのです。

入らなかったトリートメントはどうなるか? 髪の上にくっついていたりします。

それがツルツルになったと感じさせるのです。

またパーマ直後にトリートメントすると重たくなり、パーマが却って出なくなったりもします。

では、どうするか?

それはお顔にする化粧水と同じで、酸性水によって髪を引き締めることが大切です。

そして5日くらいして、髪の中に悪いものがある程度なくなった状態になった時に、初めてしっかりトリートメントすることをお勧めします。

だからパーマやカラー直後は軽めのトリートメントをしておき、そして1~2週間ほどしてからもう一度美容室に行って、トリートメントだけしてもらうのが一番良い方法だと思います。


カラーやパーマ後にトリートメントは要らないのか?

カラーやパーマ後にトリートメントは要らないのか?



お店お店によって考え方もコンセプトとも違いますから、非難するつもりはありません。でも、不思議だと思いませんか?

例えば「私どものお店は髪のドクターをしています」というお店があったとします。

確かにそこには「毛髪を治せる」というトリートメントが存在します(それがあるとかないとか言っているのではありません)。でもそのお店のパーマやカラーは傷むんです。

髪をパーマやカラーで傷めてトリートメントで治す…? それなら、始めから傷まないパーマやカラーをすればいいんじゃないですか? と思ってしまいます。

ではカラーやパーマ直後にトリートメントは要らないか? というと、やはり必要なんです。パーマとカラーはそれぞれ違うのですが酸性水で引き締めることは両方に必要です。パーマの場合は表面保護系のトリートメントを薄く、プラス酸性水を(まぁもしかするとパーマの場合はもう少しすれば要らなくなるかもしれませんが…)。

カラーの場合は少しの薄いトリートメントと酸性水が必要です。

強いトリートメントは1週間後に、しっかりとしていただければと思います。





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