マツエクの時に貼るテープ、どんな意味があるの?
マツエクの施術の際、必ず目の周りにテープを貼ります。よくお客様からもそのテープの意味を聞かれるのですが、アイリスト側からすると施術する上でとても大事なアイテム。マツエクは目を閉じて施術をするため、テープなしの状態で行うと、上のまつげと下のまつげが絡んでしまいます。絡んだ状態のまま施術すると、目が開かなくなったりまつげを引っ張ってしまったりする原因になります。そのため、下のまつげや目まわりを保護しつつ、短い毛などが施術中に出てこないようにするためにテープを貼っています!
テープワークが美しい仕上がりの決め手になる!
テープの貼り方は、目の形やまつげの生え方によって、また、アイリストやお店によって多少の違いがあります。このテープ、実は施術のスピードと仕上がりにとっても大きく影響する重要アイテムなんです!
アイリストの方々はテープワークに重点を普段からおいているでしょうか? 実は見落としがちですが、テープワークの技術に力を入れている人とそうではない人とでは、仕上がりや技術に差が見られます。私が松風エデュケーターとして、日本国内や中国などに講師として授業をしている際にも、このテープワークを教えることに力を入れています。では、どういった面に気をつければいいのか重要な点をまとめてみました!
【テープワークの見分け方】
●テープの切り口が綺麗
●無駄な枚数を多く貼りすぎていない
●瞼や眼球に負担をかけずに貼れている
●目に食い込まず粘膜に当たっていない
●上まつげを巻き込んでいない
●下まつげをしっかり逃さず保護できている
●テープを綺麗に保管している(衛生面)
いかがでしたでしょうか。目はカーブしているので、お客様の目の大きさやカーブに合わせて美しく貼れるかどうかがとても重要です。皮膚を引っ張りすぎてお客様に不快な思いをさせないことも、気を付けなければいけないポイントです。粘着力も含めてその都度、お客様に確認をすることが大切です。
もし、痛かったり、違和感がある状態のまま行うと、涙が出る原因となりグルーが白化しまったり、施術後のマツエクの持続性にも影響してしまいます。
アップテープ(瞼に縦に貼るテープ)は特に瞼を引きあげすぎるとリフトしやすくなります。アップテープはお客様によっては、貼られるのが嫌という方もおられますので、アイリストの方々は気をつけましょう!
すべてがパーフェクトになるように見直す
このようにテープはとても重要な役割があり、アイリストにとっても、大事な
技術のひとつです。お客様の満足度を高めるには、もちろん、全ての施術工程に技術が必要です。しかし、テープワークは施術すべてを左右し、お客様の仕上がり・満足度に大きく関わってくる大事な工程です。この大事な工程について、お客様にも知っていただくことによって、マツエクに対しての正しい知識を持っていただけたらと思っています。
アイリストは普段は見落としがちな細かいところまでしっかり意味を理解して、
お客様の素敵な目元を作っていきましょうね♪
吉田郁子
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