ニートの思考で楽にカロリーコントロール
「自分でも気づかないうちに、体重が増えている」
「そんなに食べていないのに、太っている」
こんなタイプの人は、もしかしたら気づかないうちに代謝がどんどん落ちているのかもしません。
代謝というのは、「体のエネルギーをどれくらい使用しているか」ということです。
新しい細胞を作ったり、修復したり、筋肉を動かしたり、消化したり、さまざまなことに使われています。
そして、基本的に運動量が多い人ほど高く、運動量が少ない人ほど低いです。
もちろん、もともとの筋肉量が多かったり、食事の内容でも変わってきますが、
一番コントロールしやすいのが、運動量です。
ということは、痩せたい場合には、運動しなくちゃいけないのでしょうか?
じつは、そんなことはありません。
まとまった運動をしなくても、代謝のコントロールは可能なんです。
日常生活に「ニートの思考」を取り入れるだけで十分なんです。
それでは、「ニートの思考」について紹介していきますね。
太っている人と痩せている人は座っている時間が違う?
太っている人と痩せている人では、なにが違うのでしょうか?
もしかしたら座っている時間の違いかもしれません。
食事の内容によって体重が変わることも多くありますが、それは摂取するカロリーの問題。
カロリーのコントロールは、摂取したものと消費したもので考えます。
そして、座る時間の違いは、消費カロリーに相当します。
座っている時間が長いと、カロリー消費が少なくなり、体に蓄積されてしまうのです。
実際に、いくつかの研究で「立っている時間が長い方が、血糖値のコントロールが良好になった」
という結果が出てきています。
つまり、立つ時間を増やすことで、まとまった運動をしなくても、代謝を増やすことができることがわかります。
「ニートの思考」を取り入れよう。
それでは、冒頭でお話しした「ニートの思考」について紹介します。
ニートはNon-Exercise Activities Thermogenesisの頭文字をとって、NEATといいます。
日本語では、「非運動性熱産生」。
つまり、運動ではない日常生活活動で消費されるエネルギーのことを指します。
このニートは、家事動作を指します。
家事動作とは、運動として意識していない活動のことです。
料理、掃除、洗濯、育児だけでなく、通勤や仕事での作業、読書などの趣味活動も家事動作になります。
こういった活動を、消費エネルギーの高いものにすることで、代謝を上げてカロリーコントロールをしよう、という考え方です。
これは、とても理にかなっており、
「立って作業するのをいつもより少しだけ長くする」、「足を上げながら読書する」
などでも十分に効果が出てきます。
なぜ、すこしの運動で効果が出てくるの?
「そんな単純な運動で本当に効果がでるの?」
こう思いますよね。
でも、大丈夫です。
あなたがもし、この思考を取り入れたのであれば、理想のスタイルを目指すための第一歩。カロリーコントロールが可能になります。
なぜなら、運動の効果は総負荷量で考えるからです。
「全部でどれくらい運動したか」ということです。
日常的に運動しようとしても、続けられるのはごく一部の人だけでしょう。
ただし、いつもやらなければいけない運動。
日常生活の活動は、行わなければ生活していけません。
そこに、代謝をあげるチャンスがあるんです!
例えば、「少しずつ立つ時間を増やす」、「作業するときにつま先立ちをする」
「なるべく階段を使う」、「歩く時間を長くする」などなど。
日常生活にはチャンスは沢山あります。
この記事を見たあなたなら、実践できるはずです。
身体の変化を楽しんで、継続していきましょう。
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