ネイリストさんへ！季節にぴったりのネイルデザンのオススメ方法
ネイルサロンでは、季節感あふれるアートのオーダーがよく入ります。しかしながら全てのお客様が、明確なデザイン案を持ってご来店されるわけではありません。こんなときに有効なのがハイセンスな「今月のおすすめネイルアート」を作っておくこと。例えば、3月のアートは「ヒッピーフラワー」とテーマを打って、5本組3パターンのアートを用意します。同じテーマでも、1点目がエレガント、2点目がクール、3点目がオフィスなど、テイストが被らないように作りましょう。（オフィス用デザインはマスト。）施術料も明記されているのが基本です。客単価アップは難しいことですが、このボードがあれば、お客様の方から「このアートを描いて欲しい。」とオーダーされることも。自然に売上もアップです。
ゲストはアートディレクター！？世界に一つのデザイン創り
おすすめネイルアートを手がかりに、楽しいデザインの時間がスタートします。
「カラーをチェンジして欲しい。」「お花は薬指に１本ずつ。」「ラインストーンを増やして！」お客様をアートディレクターにして、素敵なアレンジを加えていきましょう。「オンリーワン」を実現するネイリストには、お客様の絶大な支持がついて行くことでしょう。女性にとって、唯一無二と扱われることは、至福の時間だと思います。
一方ネイリストにとって、毎月おすすめネイルアートを考えることは、デザイン力アップにも繋がります。常に新鮮なデザイン提案のためには、ネイリスト自身が「生の感覚」を磨き続ける必要があります。
ファッション、映画、舞台、美術館、デザインソースはどこから？
ネイルデザイン考案のときに、ファッション雑誌からソースを貰うのは、1つの手です。この季節の流行色、ファッションテーマを学びます。気になるページには付箋をペタペタ貼って、「今」の感覚を鋭く研いでおきましょう。そして何といっても大切なのが「生の感覚」です。ネットや雑誌の情報だけでは薄っぺらなのです。ライブ、舞台、映画、美術館、あなたは今月、足を運びましたか？本を読んで感涙しましたか？自分自身の体験で、心を震わせることだけが、アートの畑を豊かにします。
私は一ネイリストとして、お客様に喜ばれるネイル「アート」は、この畑からのみ生まれるのだと信じています。
田邉薫(ネイルサロンミニカ・スルガ)