「助六」に「義経千本桜」、和風な歌舞伎演目イメージネイル
今回は、日本の伝統芸能の歌舞伎をテーマに、ネイルシールで簡単に作れるアートを作りました。
歌舞伎の観客席には和装の方も多いのですが、着物や小物は季節感を演出するだけでなく、役者の方や演目、登場人物など、その日に観るお芝居に関連のあるモチーフを取り入れて観劇ファッションを楽しんでいるそうです。
和装でおしゃれをして観劇って、すごく素敵で憧れますが、普段、着物に触れる機会がない人にとってはハードルが高いのも正直なところ。
そこで、歌舞伎にまつわるモチーフもネイルなら取り入れやすくなるはずと思い、作ってみました。
今回のネイルは、歌舞伎役者の坂東巳之助さんと坂東新悟さんが監修されたネイルシールを使用しています。
このシールには歌舞伎のモチーフや隈取と共に、お二人が考案されたキャラクターと、キャラクター用の着せ替え隈取やかつらシールが入っています。
キャラクターを着せ替えて、演目をテーマに2パターンご紹介します。
江戸一番の伊達男!「助六」イメージネイル
1つ目は、「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」ネイル。
この演目は、「助六」さんという、強引に一言で表すと“超おしゃれイケメン”が登場するお話です。
黒ベースのストレートフレンチは、助六の着ている着物、小指は履いている足袋と下駄の配色をイメージしました。
中指は、キャラクターに助六の隈取を重ねて、トレードマークの鉢巻を表す紫のワンカラーをベースにしています。
満開の桜に初音の鼓!名場面をイメージした「義経千本桜」ネイル
2つ目は、「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」ネイル。
劇中に登場する「静御前」というお姫様は、赤い花柄の華やかな着物、姫の髪型にキラキラのかんざし、そして鼓(つづみ)を持っている人物。
赤のベースカラーに、姫のかつらを被せたキャラクターや鼓のシールを貼りました。
また、劇中で重要な役割を持つ“狐”をイメージし、狐として登場する姿を“白”、変身して人間として登場する姿を“藤色”で表しています。
全体に桜のシールとホロを散らして、名場面として有名な、“桜の咲く中で静御前が鼓を打つシーン”を表現してみました。
お芝居のモチーフと、ちょっとユルい遊びの要素をネイルに取り入れて観劇に行くと、より一層楽しめるのではないでしょうか?
ぜひ和風の歌舞伎ネイルを楽しんでみてくださいね。
Cool NAILS make you smile‼︎
ネイルアーティスト/SAYOKO