ネイルシールやラメ、アートパーツはネイルサロンどう管理する?
今ではたくさんのネイル商材が豊富に各メーカーから発売され、よりアートの幅も広がっています。 ひとつひとつはとても小さく数十円のものからあり、場所を取らずに揃えやすいのでネイルサロン の規模に関係なく、1店舗あたりのストック数は、他の美容系の職業の中でも断トツではないでしょうか?私がネイルを始めた頃はアートアイテム(シールやラメ、パーツ類など)の種類が少なく、ネイル雑誌などで見かけるアートに使われている材料が、どこメーカーの商品か見ただけですぐにわかるほどでした。その頃私は個人サロンでしたが、そのほとんどをストックし新しい商品も必ず揃えて お客様からのオーダーに備えていました。これがのちに不良在庫として抱えることになるのですが・・・その時はお客様に喜んでもらいたい気持ちと、コレクションする楽しさでどんどん購入していったのです。毎月いらっしゃるお客様は新しいものを求め、新色や新入荷のものがあると こちらも勧めやすい。というのも理由のひとつです。ですがひとつは安価でもサイズ、カラー違いを 全て揃えるとかなりの経費負担!使わない材料が多すぎる状態に・・・。
メタルパーツの組み合わせだけだってオリジナルのネイルアートに
ある時ストックの山を前に考えたこと。それはある材料だけで工夫して使うという発想の転換でし た。目をつけたのが、ネイリストならよく使ういわゆるスタッズのようなメタルパーツ。それも入り数 の多いもので、三角や四角・丸などシンプルな形のもの。これらのパーツは一粒でもアクセントになったりと登場回数の多いアイテムなので必ずストックしていました。お客様からアートのオーダー があった場合にはスタッズを組み合わせてオリジナルのパーツを作る。時にはメタルパーツをカットしたり曲げたり形も変えて自由自在に組み合わせます。そうすれば新しいパーツは購入しなくて も自分の手でどんどん生み出せます。それが逆にお客様に喜ばれて一石二鳥♪もちろん作ること のできないものなどは購入しますがオリジナルパーツを作ることでどんどんアートの幅が広がっていったのです。
新発想!ネイルパーツを合わせればパフュームボトルだってできる
でももちろん新しい材料は必ずチェックします。しかし購入する時の条件は使いみちが幾通りも考えられる商品に絞っています。洋服を購入する時のコーディネートを何通り思いついたか?と似ていますね。例えばパーツであればプレーンなアイテムを中心に。シールであってもカットして2つに分けたら違う形に見える!などと考えて購入しています。そんな経緯で作り始めたオリジナルアート。今では自分が商材をプロデュースさせていただくようになりましたが、 大切にしているのはやはり幾通りもデザインの幅を広げられるか?ということです。お客様に合わせた使い方提案をできるように。ですのでシールもパーツもシンプルなものが多いです。写真は人気シリーズのパフュームボトル。一見すると出来上がっているパーツを乗せたように見えるのですが、こちらもメタルパーツなどを組み合わせた オリジナルパーツです。お客様の爪の上で組み合わせていくので、まるで種明かしをしているかの ように驚かれます。是非眠っているアートアイテムをいま一度見てあげてください。材料を賢く使って工夫する。きっとお客様にも喜んで貰えますよ♪。
田辺さおり(BLC nail salon)