赤いバラネイルの魅力。エアブラシを使ったバラモチーフの描き方

定番のネイルデザイン!バラモチーフをエアブラシで描く方法

6年前、立ち上げたネイルブランドの商品として初めて作ったのは7色のローズのネイルシールでした。
当時は大人の女性を対象にしたネイルシールがなかったことも手伝って、1色が1万枚売れるヒット作で、今のブランドの礎になりました。
私にとって、バラは原点ともいうべき、思い入れのあるモチーフですが、多くの女性にとっても、普遍的で特別ものではないでしょうか。
今回は、このバラをエアブラシで描く方法をご紹介してみたいと思います。

バラについてはこれまでのコラムでも一度書いたことがありますが、それは「ホワイトローズ」についてでした。白の単色をエアブラシで噴く場合は、花びら部分を一枚ずつ噴きます。白以上に明るい色はありませんから、噴かない部分が自然と影になってくれるので、自爪の上でもベースカラーの上でも、きれいにグラデーションが生まれます。
ところが白以外でバラを噴く場合、花びらの色以外に、影の色が必要になります。
影を出すための色は、必ず花びらの色より濃いものを選びます。たとえば「レッドローズ」を噴くならば、赤より強い、たとえば黒や濃い茶色、ネイビーなど。「紫のローズ」であれば、黒は強過ぎるので、花びらより濃い紫を影に選ぶときれいに描くことができます。
それでは早速、バラアートの描き方について解説します。

■マスキングシートをカットする
マスキングシートからモチーフがくり抜かれた型をポジ、くり抜いたモチーフ自体をネガといいます。場合によってどちらも使いますから、丁寧にカットしましょう。

① まずバラの輪郭を作ります。綻んだ5枚花の形にくり抜いていきます。くり抜いたモチーフはポジ部分のマスキングとして使います。
② ①でくり抜いた型をガイドにして、入れ子のように一回りずつ小さいものを、さらに3サイズカットします。この3つはネガ部分を使います。小さくなるに従って、形はあいまいでも大丈夫です。
③ 次に葉っぱの型を作ります。これも大小2つ作ります。今回、葉っぱはポジを使います。

■エアブラシを噴いて、色を付けていく
今回は白ベースの上に、バラを赤、影を黒、葉っぱをグリーンで噴いていきます。

① 先ずは一番大きな花型のマスキングシートに、赤をベタ噴きます。
② 次に一回り小さいネガをその上に置き、輪郭に沿って黒を噴きます。輪郭から外側に向かってグラデーションになっていれば正解です。
③ もう一回り小さいネガを置いて、同じように黒を噴きます。

④ さらに小さいネガを中央に置いて、同じく黒を噴きます。
⑤ マスキングシートを外して、中央にフリーハンドで黒を点噴きします。
⑥ 葉っぱは、ポジの縁に沿ってグリーンで噴きます。
⑦ 細筆を使って、外側の花びらから順に黒でラインを入れ、葉っぱも縁取って葉脈を描き入れれば完成です。

エアブラシは慣れさえすれば、簡単できれいに仕上がって絵具も安価、と良いとこ尽くめなんです。多くの方に楽しんで頂きたくて、アトリエでレッスンも行ったこともあります。マスキングの作り方や、グラデーションの出し方など、コツはありますが、そこまで難しいものではありません。希望があれば初心者さんにもバラを噴いて頂くこともあるんですよ。
画像を見ていただくとお分かり頂けると思いますが、最初の工程ではバラの面影が全くないので、お客さまであれ、生徒さんであれ、一様に不安な顔を向けてこられますが(笑)、完成すると、本当に皆さま、目を輝かせてくださいます。
やっぱり「バラ」というのは、自信や情熱を引き出してくれる、特別な力を持っているんでしょうね。

紫のバラにアレンジすると、品格のある大人な印象に

「紫のバラ」とアレンジすれば大人っぽい印象になります。

デイジーなど小花と合わせれば、かわいらしくガーリーな印象に

ピンクやベージュベースにデイジーのような小花と合わせればとてもかわいらしくなります。

抑えた色の赤を選べば、今っぽく使いやすく仕上がるので、気張らずに楽しめます。
「レッドローズ」は意外とアレンジの幅が広いんです。エアブラシはちょっとという方も、シールもありますから、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
バラはハードルが高い、というお声もあると思いますが、そんな方にこそ、新しい自分を楽しんで頂ければと思っています。

ネイルアーティスト/松本 壽美代(Re-cue)