くせ毛だとボブはできないの? ボブスタイルを楽しむためのオーダー方法とお手入れ方法

ボブヘアを諦めているくせ毛さん必見!

くせ毛だと「ボブヘアは髪がハネるからやめたほうがいい」「短いと癖が目立つよ」と言われたことはありませんか? 確かにくせ毛の人は、直毛の人に比べて髪の毛の扱いに慎重になる必要があります。でも、制限にとらわれずいろんなスタイルを楽しみたいですよね!

そこで今回は、美容師の後藤孝一(ハイヤマカシ)が提案する、くせ毛さん向けのボブスタイルのオーダー方法とお手入れ方法をご紹介します。

理想のボブスタイルをオーダーする方法

美容師サイドからの意見を言うと、ボブスタイルは特に、担当美容師さんの好みが現れやすいスタイルです。シャープなボブが好みの美容師さんもいれば、重ためのボブが好みの美容師さんもいます。さらに、前上がりなのか? 前下がりなのか? こちらも好みが現れやすいです。

「お任せします!」と言いたいところですが、癖毛がある方は特に気をつけないといけないのが、癖毛のウネリ。ウネリによって切る部分を考えなければなりません。

凄腕の美容師さんでしたらお任せでも大丈夫かと思いますが、どうしても美容師さんの好みが入りますので、希望のスタイルが決まっているのならばヘアスタイルの写真や画像を見せることをオススメします。そこで、よくお客様が気にされるのが「写真のモデルさんが若くてかわいいから、写真を見せるのが恥ずかしい」このように思っている方がいらっしゃいます。

正直に言います! あまり美容師さんはそんなこと気にしていません。

むしろ目安となる好みの長さが分かった方が、カウンセリングが早いのでありがたいです。正面写真と、できれば横写真もあった方がいいです。まず、美容師さんは、どの角度で長さはどれくらいなのかを頭の中でイメージしますから、写真があると目安になります。
そして1番大切なのは、「こうなるのは嫌!」とはっきり嫌いなラインを美容師さんに伝える勇気です。

美容室へ行く前のワンポイント!

くせ毛さんは、美容室に行く時に軽く髪を湿らせて2~3分間、ドライヤーの冷風をかけてください。そうすると、髪の中の水分が適度に残り、自然な癖が出てくれます。こうすることで、美容師さんがカットするときに癖の目安になります。

行かれる美容室がドライカットだと癖毛をイメージしてカットできますが、濡らしてしまうと乾いたときにハネてしまう場合があります。ドライカットを選択できればそのほうが良いかと思います。

くせ毛ボブスタイルのお手入れ方法

美容室でカットしてもらった直後はキレイなスタイルですが、1日、2日、さらに1週間経ってしまうと、カット時のスタイルを再現できない……なんてことありませんか? 美容室帰りの状態をキープするためのお家でできるお手入れ方法をご紹介します。

くせ毛ボブさんの乾かし方のポイント

癖毛の種類によって違いますが、髪は乾けば乾くほど真っ直ぐになろうとします。例えば、右がいつもハネる方は右側を初めに乾かしてください。さらに、癖が気になる部分は、乾いたと思っても、プラス1分間くらいは温風をしっかり当ててください。

ナゼかと言うと、髪は乾いているようでも、髪の内部と頭皮まで乾いていない場合があります。特に耳周りは乾きづらいので注意です! 乾ききっていないと、髪の内部の水分が徐々にウネリを出してしまいます。

くせ毛ボブさんのスタイリングのコツ

乾くと広がり、どうしようもなくなる癖毛。なかなかまとまりにくい癖毛は、逆に、濡れている状態でスタイリングすることをおすすめします。

髪の内部に水分が少し残っている状態で、ワックスなどをつけて形を整えていきます。髪に残った水分を保湿系のワックスなどで逃がさないようにすることで、頭のシルエットが小さくてすみ、まとまりやすくなるんです。

さいごに

くせ毛だから好きなヘアスタイルを楽しめないのはとっても悲しいこと。自分のくせ毛と上手に付き合って、髪のオシャレを楽しみましょう。

美容師/後藤孝一(ハイヤマカシ)

AUTHORs編集部