少し適当くらいが調度良い!?苦手テクニックを克服できる連続くるりんぱアレンジのやり方

ヘアアレンジを失敗する原因で実は多いのが……

自分でヘアアレンジをしたときに、手順通りに作ったはずなのに何故かかわいく見えない……なんてことありませんか?
三つ編みやフィッシュボーンなどが編めて、ある程度アレンジテクニックを持つ人でも案外多い悩みなんじゃないかと思います。
その失敗の原因として実は多いのが、髪の分け方や髪のほぐし方ができていないということ。
髪をきっちり分けれない、そもそも分け方がわからない、髪の引き出し方がわからない、など初歩的に思えますが、ここで躓いてしまう人がとても多いのです。
そこで今回は、その苦手を克服できるくるりんぱヘアアレンジをご紹介。


今回のモデルさんは、背中の中ごろまで長さのあるロングヘアです。それでは手順を説明していきます。

苦手テクニックを解決。連続くるりんぱアレンジの作り方

1. まず、コテを使ってざっくり髪全体を巻きます。髪を巻くことで、アレンジしたときに髪に動き出て、ゆるふわに仕上がります。

2. 後ろの真ん中で髪を半分に分けます。分け目がギザギザになるように分けます。

3. 分けた片方のトップを少し取って結び、くるりんぱ。(今回はわかりやすいように茶色のヘアゴムを使っています。)

4. さらに下の髪を手順3の髪に重ねて結び、再びくるりんぱ。(サイドの幅が広いときは、髪をさらに縦に半分に分けて2個のくるりんぱを作ってもOK)
分け取るときにも分け目をギザギザに取ることに注意してください。

5. この繰り返しで、3・4段目も同様にくるりんぱに。

6. くるりんぱの段が襟足まで来たら、一番下のくるりんぱから3~4cm下で結んで、再度くるりんぱにします。

6. 反対側の毛束も同様に連続にくるりんぱにします。

7. 2つの毛束を1つにまとめて、ヘアゴムで留めます。

8. 最後にリボン付けたら完成。サイドや毛先をコテで再び巻くと、さらにかわいくまとまりますよ。

なぜ、このヘアアレンジが不器用さんでも失敗しにくいのか。そのポイントはくるりんぱを使うことと、髪の分け方にあります。
1つめのポイントのくるりんぱは、自分でほぐさなくても繰り返すことだけで自然な髪のほぐれ感を演出できます。そして2つめの髪の分け方は、髪をギザギザに分けることできっちり分けるよりもナチュラルでトレンド感が出ます。しかも、何より不器用さんでも失敗しにくくなります。
ヘアアレンジは苦手なテクニックがあっても、組み合わせや工夫次第で克服できちゃいます。不器用だからと諦めず、ぜひチャレンジしてみてください。

美容師/二村真弓(Angele)