旅で見つけた!ヘアスタイリストとしての初心*思いを伝えること

こんにちは!ROSSOの原田です。前回、お初ってことで書かさせて頂きありがとうございました。これって(カリスマTV)いろんな方に見ていただいてるんですね~。多々反響がありました。ありがとうございます。コラムって書いたことがないのですが、いろんな人のいろんな考え、思いが「伝わっていく」って大事なことだなぁと思います。それがいずれ、 文化へと発展していくのかなぁ~と。 なんて大げさに思ったりもしますが。なので真面目にまじめに書いていきたいなと思います。

ところで、「さぁ、明日もワクワクした気持ちで街に出掛けよう!」ということで、京都にやって来ました。(いきなり)そう京都に。僕は好きな日本の場所のひとつに京都があります。ツキナミ?と言われればそれまでなのですが、なんか好きなんです。

僕は東京に住んでいるから日本の「旅」というと景色、紅葉、温泉と観光にはしるケースが多い中、比較的そこそこ街がある場所が好きです。そこには人の往来、お店、賑わう活気のある景色があります。そうそれを文化と呼べるかどうかはわかりませんが、京都はよく行く街のひとつです。



 



珈琲マイスターとの出会いで気付く職人のこだわりとヘアカット

そんな旅で今回出会ったのは北山近く、紫竹という界隈に店を持つ焙煎屋。古い茶売店のリノベーション仕様の店舗となっている。どんなトコロかと思い、訪ねたその佇まいはまるで古くからあるタバコ屋の様だ。ガラガラっと扉を引くとそこには感じよく出迎えてくれた店主。

コーヒーはこの店では飲めない。いわゆるcafeではない。コーヒー・マイスターの称号を持つ店主が、番頭のように控えている。僕は実はコーヒーはビギナーで味が判るというより、コーヒーの世界って・・・である。ひとつひとつ選ばれたコーヒーの説明を聴く。まさにマイスターだ。



 


ヘアスタイリストがゲストの希望デザインを確実に提供するには

僕らもヘアスタイリストである。同じようにデザインを相談し選びcutしていく。その流れはまさに同じで、美容師自身、自信を持ってお客様に提供出来るヘアスタイルをいくつも用意しておかなければならない。そしてその100通りも200通りもストックしてあるヘアスタイルからその人に最も合ったモノを選ぶ。もっと言えば、お客様の好みは千差万別、今まで僕が美容師を永くやって来たがまったく同じ「注文」なんてひとつも有ったことがない。美容師はそれにキチンと答えられるだけのストックを日頃からコツコツと貯めて練習してお客様に提供するべき。

この店主のように豆にこだわり、一粒ひとつぶコーヒー豆を売る姿を見ていると僕は1回、1回ハサミを丁寧に開閉しcutしているか自問自答したくなる。小さな豆が香り豊かなコーヒーを創る。僕もそんな職人臭いこだわりを持った美容師になりたい。

原田タダシ(ROSSO)





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