グレイ×レッド系のヘアカラーがオトナっぽさを演出!
2015年秋冬のトレンド、明るいバージョンは「透明感のあるグレイカラーが流行しそう」と前回コラムの中で書きました。今回は秋冬トレンド暗いバージョンをご紹介します。
今年は暗い色も、やはりグレイ系が流行りそうです。
ただグレイ系カラーは、明るいヘアカラーでこそ見えますが、暗いカラーではなかなかそれを発揮することができません。
そこで暗いカラーで流行りそうなのが大人のレッド系カラー。このレッド、色は強いんですが深みのあるレッド、ボルドー系やバガンディー系のダークで、ひときわ個性を表す大人の赤系の色なんです。
オリジナル技法“ミルフィーユカラー”で色を重ねて。
明るさで言えば6レベルから7レベル。この色味をオーダーするには「深みのあるレッド系、ボルドー系にしてください」と言って頂ければOK。ヘアカラー方法は、ミルフィーユカラーにしていくのが一番おススメです。
ミルフィーユカラーとは、カラーを重ねてその目的のカラーを発色させる方法で、昔からあるカラー方法なんですが、私が改良を重ねた技法なんです。
やり方はしごく簡単、ボルドーを作るなら6レベルの黒をカラーして、その上に6レベルの強い赤系の色を重ねて塗るだけ。この方法で、いろんなヘアカラーを作り出すことができます。
前回コラムで書いたグレー系カラーはブリーチonカラーですが、ミルフィーユカラーはカラーonカラーなんです。
“フリックカラー”で、ポイントの色を見え隠れさせるのも◎
それともうひとつ、これはその人の環境や職場できる人とできない人がいますけど…フリックカラーという技法もあります。
これははっきりとした色を少しだけ、一部分だけに色が見え隠れするようにカラーを入れる方法です。例えばボブヘアーにダークなボルドー系やバガンディー系の色を入れて、サイドの生え際の色を一部分だけ明るいオレンジ系やイエロー系(グリーン系もいいですね)に変えちゃうようなヘアカラーです。
やり方としては、明るさを変えずに色味を変える方法もあります(この方法だとさりげない感じになります)。
上品でとってもお洒落ではないでしょうか?
その時の注意点は二つあります。一つは、色ははっきり違いが出るようにすること。そしてもう一つは、少量ですること。色が見え隠れするくらいがいいかと思います。
秋冬トレンドのヘアカラーをぜひ楽しんでみてください。
古根川一弥(SCENEcomplex)