洋服で例えるとオートクチュール?!ネイルオブジェとは
オシャレな女性はネイルももちろん興味を持っている方が多いと思いますが、ネイルオブジェってご存じですか?
「超立体!ネイルアートの進化形」として紹介されることが多いのですが、私が提案する、一般的なネイルアートより立体的かつ前衛的に「アート作品としてのネイル」を追求したジャンルのことです。
洋服に例えると、既製服のプレタポルテと特注のオートクチュール。この違いに近いと思ってもらえればイメージしやすいかもしれません。
オートクチュールは、デザイン的にも価格的にも一般の人には着られないけれど、その時のトレンド要素をイメージとして発信していて、アレンジされた服の形も基本の服の構造を理解していないと表現できない、デザイナーのセンスや技術を含めた総合力が問われる分野なんだと思います。
私は気がついたら、ネイルアートでのオートクチュール路線を歩んでいました…
アートとオリジナリティーの融合が作品作りの原点
もともとアートが好きだった私は、ネイル勉強中にネイルアート技法の凄さに感動し、「すごい!!この表現の新しさや技術の高さは、一般的なネイルのイメージ以上の価値がある!もっと沢山の人に広めないともったいない!!」と考えるように。
そして、ネイルアートはそもそも「アート」なんだから、芸術的な付加価値を付けて発表すればアート作品として成立するはず。そうすれば、美容やネイルに接点がない人の目にも留まるはず!というアイデアが浮かんだのです。
そこからは、アート性とオリジナリティーの両立が自分の作品作りの基準になり、表現の可能性を広げようと実験的な作品に挑戦するきっかけになりました。
もともとネイル材料で立体的なパーツを手作りする「3Dアート」が得意だったこともあり、作品は爪の枠を超えてどんどん立体的な方向へ。
最終的には写真のような、爪を飛び出すようなネイルまで…
これが私の原点です。
アートとしても価値のあるネイルを目指して
アートの1ジャンルとしての地位を確立するために、美容とは無関係のアートイベントに唯一のネイルアーティストとして出展した事もありました。10年ほど前のことです。
最近では日本のネイルアートが世界をリードして、アートとしても価値を認められるようになってきたので、私もより自由に「攻めている作品」を作りたいなぁ…とワクワクしています。
そんな背景から生まれたザ・サヨコアートのネイルオブジェをご紹介しました。
Cool NAILS make u smile!
SAYOKO