ファッションウィークでもネイルアートに視線が釘つけに

ファッションウィークでもネイルアートに視線が釘つけに!

近年ファッション業界からもネイルの重要性が認められ、各地ファッションウィークでもネイルアートを施すブランドが増えてきました。

私もニューヨークファッションウィークでネイルを担当しましたが、一昨年までは変形フレンチなどシンプルでクリーンなネイルアートをデザイナーと主催者側から求められることが多かったです。

しかし去年から、ランウェイショーやプレゼンテーションの場でネイルアートに注目が集まり、デザインに変化が見られ始めました。

 

ブランドコレクションで活躍するキーネイルアーティスト

ブランドコレクションで活躍するキーネイルアーティストとは?

コレクションのバックステージでは、ネイルアーティスト10人前後のチームで1つのショーのネイルを担当します。

以前はメイクさんがネイルポリッシュを塗る程度でしたが、凝ったデザインをするブランドが増えたため、主催者またはプロダクツカンパニーがリーダー役のネイルアーティストを1名雇い、そのネイルアーティストとデザイナーとが話し合いネイルデザインを決めるようになりました。(このリーダー役のネイルアーティストをキーネイルアーティストまたはリードネイルアーティストと言います。)

ファッションウィークには多くのネイルアーティストが参加しますが、キーとして活躍できるネイルアーティストは各ブランドで1名。人気のネイルアーティストはいくつものブランドのキーネイルアーティストのポジションを受け持つので、実際ファッションウィークでネイルデザインを担当している人は一握りです。

ショー当時、キーネイルアーティストの指示でアシスタントネイルアーティスト10人前後が、バックステージでネイルを施します。(ファッションウィークではメイクさんやヘアーさんも同じシステムです。)

デザインにもよりますが、バックステージでの限られた時間ではデザインに限りがあるため、デザインチップ(前もって作ったもの)を持ち込み、バックステージで貼るのが主流です。キーのネイルアーティストは本番までに10セット~40セット(100-700チップ)デザインし、作り上げなくてはいけません。

 

ランウェイショー用ネイルとプレゼンテーション用ネイルの違い

ランウェイショー用ネイルとプレゼンテーション用ネイルの違い

ファッションウィークと言ったら、ランウェイをイメージする方が多いのではないでしょうか?

もちろん大きなブランドや有名どころではランウェイショーが主流ですが、メジャーブランドもランウェイの代わりにプレゼンテーションに切り替えたりとただいま流行中です。

ランウェイショー用とプレゼンテーション用とではネイルデザインも違ったスタイルが求められます。

ランウェイショーは数十秒間のウォーキングで魅せるネイルなので、シンプルクリーンでアクセサリー感覚、インパクト重視のデザイン。

プレゼンテーションではじっくりとネイルを見られるので、ある程度細かいテキスタイルや凝ったデザインを提案することが多いです。

後者は、比較的普段使のネイルアートに近いです。

ファッションウィーク後は服のトレンドと共にネイルトレンドの特集を組む雑誌もあります。

日本では、まだまだネイルはヘアーやメイクの次と言ったイメージを持つ人もいるかもしれませんが流行発信地NYではネイルアートも着実に重要性を増し、確立した地位を築き始めています!!Have a wonderful day xxx

Britney TOKYO (ブリトニー トウキョウ)




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  • ネイルアーティスト

    Britney TOKYO

    基礎があるからこそアートが生きる、爪の魔法使い

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