ネイリストになりたい!アメリカのネイル業界で働くための資格



こんにちは。ネイルアーティストのBritney TOKYOです。

昔から『You are lucky girl』『ブリトニーはいつも運がいいね』とよく言われます。確かに、人よりラッキーなとこが多い気もしますが、自分なりにいつチャンスが来てもReadyで、つまり準備が整っているようにしています。なりたい自分の準備がReadyでなくてはチャンスが転がってきたときにつかめません。ラッキーな人、アンラッキーな人、チャンスをつかめる人、つかめない人、違いはそれなのではないでしょうか?ーAre You Prepared for Success?

どこの国でも言えますが、外国で働くにはその国の就労資格が無いと仕事をすることはできません。最低限アメリカでネイルのお仕事をするためには、アメリカのマニキュアリストライセンス(国家資格)と就労できる資格(永住権または労働ビザ)が必要です。
資格の無いまま働いたらもちろん不法労働となり最悪強制送還、入国拒否などもありえます。これは日本でも同じですよね?無許可で外国人が働くことは認められていません。

残念ながらアメリカでの就労ビザ取得は9.11事件以降、“非常に”難しい状況です。しかしながら映画スターや大リーガーが特殊能力者としてビザ取得ができるように世界レベルの特別な能力、技術を持っていたら厳しいながらも可能性は”ゼロではない”ということ。
また、最近では日系のネイルサロンも多く進出しています。そういったネイルサロンで”ビザサポート”を行ってくれるかもしれません。一番大切なことは、もしあなたが海外での就職をお考えならば、いつなんどき大きな ”Chance が巡ってきた時にも、Readyな状況”でいなくてはなりません。

そこで今回はアメリカでマニキュアリストとして働くために必要なライセンス取得のモデルプランを紹介します。



 

検定は?資格は?米国版ネイルライセンス取得のモデルプラン



① 現地ビューティーカレッジまたは大学のコスメトロジー科へ通い、週の規定時間、筆記、実技の勉強をします。通学には職業訓練学校ビザ(Mビザ)または学生ビザ(F1ビザ)が必要になります。(ビ ザの取得には各学校、相談所でご相談ください)

② SSN(Social Security number)の取得。アメリカの社会保障番号で、旅行者や学生には通常発行されない住基ネットのような 個人個人の特別な番号です。こちらは大学などの校内奉仕活動の過程でサポートしている学校もあるので事前に確認する必要があります。SSN番号がないとライセンスの申請ができません。

③ ①、②を無事パスできたらいよいよライセンステストです。申し込みをして数週間~1、2ヶ月でテストの日にちが決まり、モデルを連れて会場へ行きます。筆記テストと実技ともに合格でライセンスの取得。合格者はその場でライセンスを受け取る事ができます。ライセンスは取得後、最初は2年、その後3年ごとに更新が必要です。



 

海外就労の基本!? ネイルアーティストのビザ&ライセンス事情



アメリカマニキュアリストライセンスは日本の美容師免許のように、国家資格であり、各州ごとにライセンスが発行されます。これはアメリカ50州が州ごとに固有の憲法があり、各州の行政や基礎自治体の体系もそれぞれ異なるためです。

NY州のように日本語で筆記テストが受けられるところもあれば、カリフォルニア州のよう400時間の講義の受講が必要な州とさまざまです。また日本で受講したネイルの修業時間をビューティーカレッジの修業時間に加算して申請する事も可能ですが、受理されるのに3ヶ月以上かかったり、細かな英語でのやりとりなど、時間と手間がかかります。

またライセンスは1つの州でしか取得する事ができません。ただし、取得したライセンスが条件を満たした場合に限り、他州へライセンスの書き換えが可能です。(州によって修業時間が違うので、追加授業受講がかせられる場合もあります。)

I will prepare and some day my chance will come. チャンスは、自分の力でつかむものです。
Have a wonderful day xxx!

ネイルアーティスト/Britney TOKYO(ブリトニートウキョウ)





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    基礎があるからこそアートが生きる、爪の魔法使い

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