知っていましたか?ネイルの基本周期は平均3週間



ジェルネイルが主流になった今、数多くのジェルメーカーが存在します。「ジェルがすぐに取れる」「薄くてすぐに亀裂が入る」という悩みを持っている方は少なくないでしょう。爪の形・薄さ・長さに百人十色あるように、ジェルとの相性も人それぞれ個人差があります。その方に合うベースジェル選びはネイルを綺麗に持続できるようにするためにはかなり重要になっています。ここで合わなければ2、3日で取れてしまう場合もあります。しかも、ベースジェルとトップジェルとの組み合わせの相性も様々です。ノンサンディング用・UV仕様・LED仕様など、お客様のニーズに合わせたもので、色々な方のコンディションに対応できるようベース・トップは数種類ご用意しておいても良いですね。どれほど素敵なアートを施しても、それがすぐに取れてしまっては意味がありません。ネイルの基本周期は平均3週間です。やはりプロのネイリストとしては最低でも3週間はどれだけ長い爪でも、薄くても、変わらず綺麗に保てるようにしてこそではないでしょうか。



 



爪の特性に合わせたケア・ジェル添付が綺麗な持続ネイルの鍵



私自身も元々自爪が薄くジェルの浮きが早くてかなり試行錯誤しました。ベースとトップとの組み合わせでも色々試し今でこそしっかり3週間綺麗に保てますが、2週間持たないことも多々ありました。ベースの塗り方も様々で、長年ネイルをされている方はオフの過程で自爪が薄くなっていたり、ロングネイルの方やすぐに亀裂が入ってしまう方は1度塗りでは持たない場合もあります。その対処法としては「イエローライン(皮膚と爪の境目)にしっかり強度を付ける」ことが重要です。ここに凹みが出て波打ってしまう場合も、イエローラインにジェルを少し多めに乗せ、全体に馴染ませ、ハイポイントを創りフォルムを整えます。この作業だけで強度は全然違って来ますし、薄くて折れる症状もかなり軽減されます。ジェルをしていると巻き爪に変形してくる場合もありますし、10本全てが綺麗なロングネイルな方は多くありません。変形によって凹んでしまった部分もこのやり方で厚みを出し、爪を形成します。厚みが出たことによる見栄えには全く問題ありません。それよりも凹みや波打ったネイルには綺麗なアートをしても映えません。ベースジェルがはみ出ている、波打っているとなると、カラーはもちろんトップジェルまでにも影響してきます。全てはベースジェルの形成とフォルムが、綺麗な持続ネイルの最重要視ポイントです。逆に丈夫な爪なのに浮きやすい場合は水分量が人より多いことが原因と考えられ、対処としてプレパレーションの時点で水分・油分を多く取り除きます。反り爪の方も凹みをジェルで埋めるというように、人それぞれやり方も乗せ方も変わってきます。



 



ベース作りに注目!美しいネイルアートはストレスなく3週間持続



ストーンやパーツを持続させる場合、綺麗なフォルムを重視したいところですが、忙しい合間を縫って3週間に1度ご来店下さるお客様の事を考えると、少し厚くなってしまっても絶対に取れないように心掛けています。ネイリストさんは自分の手の動き、爪の扱いには慣れていると思いますが、お客様はネイルを楽しみたい反面、意外にもそこまで日常でネイルに気を配れない方もいらっしゃいます。その中でもいつ見てもネイルが綺麗だという快感と癒しはお客様に感じて頂きたいと思っています。私のサロンでもベース・トップジェルは数種類用意しておりジェルが合わなくて浮きやすい方には何度かジェルの組み合わせをお試し頂き、合う物を探させて頂いています。今では3週間で折れた・浮いてしまったとゆう症例はほとんどなく、逆にまだまだ行けそう!1ヵ月でも大丈夫だった!と伺うことが多くとても嬉しいです。生活の中でちょっと無理しても、雑に扱ったとしても浮かない・折れない。強度・フォルムを重視したベース。取れないアートアイテム。ネイルを生活の一部としてストレスを感じて頂かないよう3週間持続できるベース創りはお客様に最も喜んで頂けると思います。

武藤麻希子(STUNNING NAIL)





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