新技法ウェービングネイルを生み出す経緯その商品特性を理解して



発表してから5~6年経ちますが未だにセミナーリクエストでも大人気のウェービングネイル!当時アクリルパウダーの特性を活かしたデザインを考えていく中で生み出した思い入れのある作品の一つです。当時も今もアクリルスカルプチャーのアプリケーションの斬新さに驚かされた方も多いはず!セミナーではどのように作品を生み出すか?とよく質問されます。簡単に言えば「練習」の一言になります(笑)が、それではあまりにも冷たいのでいつも意識していること、それは「Evolution&flexibility」つまり、固定概念を持たずに柔軟性をもって進化していく事です。理論が伴えばテクニックも変わってきます。きっとこんなアプリケーションはダメと言われたこともあると思いますが、商品をきちんと理解してコントロールすること、そして必ず検証をすることで、新しいものが見えてくるはず!アクリルネイルの固定概念を吹っ飛ばしたウェービングネイルにはデザインだけでなくたくさんの理論が詰まっています。応用編ではカラーバージョン、ラメバージョン等アレンジも自由自在ですが、そもそも商品特性を把握していないと黄ばみやバブルが入るので、それを理解するためのProduct controlの練習のために考えたデザインでもあります。





アクリルネイル☆ミディアムレングスウェービングネイルのやり方



今回はブライダルネイルに根強い支持のあるベーシックなミディアムレングスのホワイトウェービングネイルをご紹介します。

①プレパレーションの終わった自爪にフォームをかけバーチャルピンクでネイルベットを作成します。この時、イエローラインをしっかり隠すことがポイントです。

②ホワイトのミクスチュアを乗せ、小さめの筆を使ってランダムに動かしていきます。この時凹凸をいかに表現できるかがアート完成の重要なカギを握っています!





簡単ではないからこそ?ネイル新技法の編み出しに魅了された理由



③全体をクリアとピンクのミクスチュアでオーバーレイしてスタイリッシュピンチでピンチングします。※スタイリッシュピンチはプロ専売品となっております。正しい使用方法を習得して使用してください。また、日本のコンペティション、検定試験等では使用禁止となっておりますのでご注意を!

④全体をファイリングします。このデザインはあえて盛り上がるようにアプリケーションをすることで陰影をつける技法なので削りが多少多くなるため、ネイルマシーンの使用をお勧めします。

少ない工程でわかりにくいかもしれませんがアクリルネイルの醍醐味は自分でミクスチャーをコントロールすることです。そしてたくさんの練習を重ねたプロにしか出来ない技があり、自分自身常に進化していく努力を惜しまないことだと思います。手軽じゃないから面白い!私がアクリルネイル魅了された理由なのかもしれません。

南部佳子(NYN with PureNail)





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