受け取り方ひとつで幸せになる!? 一瞬で幸せになるスイッチ

一瞬で幸せになるスイッチ

今回は、私が美容師として働いていて感じる「感謝の反対は不満」ということをお話しさせて頂きます。

感謝とは、有り難いと感じる気持ちのこと。つまり、「有り難くないと感じる気持ち = 不満」です。

では、不満とはどういうところから生まれるのでしょうか?
それは何かと比べて、満たされてないと感じる時に生まれると考えられます。

では、何と比べているのでしょうか?
それは、自分で勝手に決めた、当たり前の基準です。

その基準を上回った時に感謝、下回った時に不満となるのです。だからこそ、感謝の反対は不満と言えます。

誰しも不満だらけの人生なんて歩みたくないですよね?
そのためには、当たり前のレベルを下げるだけでいいのに、頭では理解できてもなかなかできないものです。

ではどうすればいいのでしょうか?
答えは、物事の捉え方の習慣を変えることにあります。



物事には、例え現象はひとつでも、受け取り方には必ず2面性があります。
わかりやすく言うと、コップに半分の水が入っているのをみたとき、「半分しかないのか……残念」と考えるのか、「半分もある……ラッキー!」と思うのかの違いです。

現象は同じですが、受け取り方によって真逆の心理状態が生まれます。どちらの心理状態が幸せを感じるのかは、言うまでもありません。

「感謝は全ての人を一瞬で幸せにするスイッチ」とは、まさにこのこと。プラス発想・陽転思考・ポジティブシンキングなどと呼ばれる考え方です。

 

サロンでもプライベートでも、物事を抽象化して見てみること

サロンでもプライベートでも、物事を抽象化して見てみること

そしてもうひとつ、物事を抽象化してみるという考え方も大切です。
抽象化とは具体化の反対ですが、簡単に言うと、より大きな視点で見るということです。

例えば、僕は関西に住んでいるのですが、よく関西vs関東の話になります。でも視野を広げると同じ日本であり、オリンピックやサッカーの試合では関西人や関東人なんて関係なく、同じ仲間として日本を応援しますよね。まだまだこの世界には民族や宗教の争いが絶えませんが、抽象化するとみな同じ地球人です。もし宇宙から宇宙人が攻めてきたらきっと地球人はひとつになるはずです。

でも実際、この抽象化の考え方がなかなか出来ないのは「変なこだわり」を捨てきれないからです。
変なこだわりとは、執着や固執ということ。

強く持ちすぎると、「他を排除し、他を許せなくなる」という危険な考え方になってしまいます。それが争いや戦争の原因となります。

しかしこだわりを捨て、抽象化すれば、すべてがひとつに。愛とは心を受けると書きます。
物事を抽象化して捉え、全てを認め受け入れることが、愛と感謝の考え方です。



実際私たちは、地球規模から見るととてもちっぽけな存在です。そんなちっぽけな私たちですが、日々の生活ではいろんなことに悩み、苦しみ、いいことばかりではありません。

そんな時、抽象化してみるのです。私たちの悩みなんて、宇宙から見たらちっぽけなものです。空や星を見上げたり、逆に自分が星になった気分で地球に立つ自分を見てみたりしてください。悩みなんて吹き飛ぶはずです。

抽象化して物事をみるくせを付けることで、自分の中にある偏った価値観を正しい方向に導くことができるようになります。

 

今まで気がつかなかった“感謝”をたくさん見つけて

今まで気がつかなかった感謝をたくさん見つけて

感謝の反対は不満です。今の自分に満足できてない時、感情に流されないで、ちょっとひと息ついて、自分の置かれている環境を見つめ直してみてください。そして感謝を探してみてください。きっとたくさんあるはずです。
抽象化して、当たり前のレベルを下げて、物事をプラスの方から捉える自分をつくりたいものです。

自信と自己愛を育て未来に向かう言葉が「感謝」です。
感謝はすべての人を一瞬で幸せにする魔法の言葉です。

美容師/木村博次(La Bless)




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